2012/11/12 カテゴリ:ブログ

伝統の味は守るべきか?

 

最新メンタルトレーニングでストレス&うつ一刀両断!無敗脳ヨガ道場の辻です。

 

 

ヨガは、今から約4500年ほど前にその原型が出来上がったとされています。

 

 

その当時は、座ってただ瞑想するだけのものだけのようでしたが、のちにヨガのポーズや呼吸法などが体系化されていきました。

 

 

そして、いつの時代もヨガは必要とされ、今日までその技法が途絶えることなく取り組まれるようになりました。

 

 

しかし、

昔からの伝統的なものは盲目的にそのまま取り組むべきなのでしょうか?

 

ヨガなどの伝統的分野では、昔から行われてきているやり方を、

 

そのまま継承していくことが正しいとされている傾向が個人的に強いように感じます。

 

 

その理由を聞くと、皆一様に、ただ、昔からそのように行われてきているからといいます。

 

 

もし、先人たちが、同じような考え方で、昔からの技術をただ守っていくことだけを考えていたとしたら、

 

果たしてヨガはここまで進化・発展してきたでしょうか?

 

 

必ず、その時代ごとに現状に対して、アンチテーゼを投げかけるような人が出てきて

 

その都度、足りない部分を補いながら進化していったと考える方が自然のような気がいたします。

 

 

実際、もともとは、瞑想しかなかったものに、ポーズや呼吸法などが追加され、

 

今のようなヨガがある程度形になったのは、2-4世紀頃と推測されています。

 

 

つまり、2000年以上の歳月をかけ、進化してきたと考えられます。

 

 

人間が編み出したものである以上、究極とか、完成はありえません

 

 

常に進化する余地があります。

 

 

伝統的に良いとされているものはそのまま受け継ぎ、足りない部分や、新しくても良いと思えるものは、

 

古今東西関係なく、積極的に取り入れていくべきだと思います。

 

 

今は、インターネットも普及し、情報も色々得られやすい時代のため、実は進化・発展をする機会にとても恵まれている時代といえます。

 

 

伝統の味を守るというのは一見聞こえはいいのですが、

 

個人的には、守りに入った時点で退化が始まっているような気がします。

 

 

そういう理由から、私のスタジオでは、

 

科学的に良いものは積極的に取り入れ、また経験的に良いとされているものはそのまま受け継いでいます。

 

 

逆に、伝統的なものでも、あまり効果が得られないものは、これもまた積極的に捨てていっています

 

 

今、「断捨離」が流行っていますが、新たに何かを取り入れるより、何かを手放す方が何倍もエネルギーを必要とするような気がします。

 

 

東洋のもの、西洋のもの、どちらの方が優れているというものではなく、それぞれ一長一短があります。

 

 

一番いけないのが、ヨガだけで病気を治すなどの偏った考え方だと思います。

 

 

実は、伝統的なヨガの教えでは、手術で治るなら、こだわりを捨て、手術してしまいましょうというスタンスです。

 

 

伝統の味のコンセプト、企業理念、マニフェスト、これらはなくてはならないものですが、

 

時に足元をすくう原因になるのもこういったこだわりの部分なのかもしれません。

 

 

昔の真の武芸者は、刀が折れても、柄の部分で攻撃したり、投げたり、

 

わざと落として敵の注意をそらしたり、刀を捨て、鞘に仕込んでいた目つぶしなどを撒いたりして戦っていたそうです。

 

 

もし、刀はあくまでも斬るためのものだというこだわりをもっていたら、

 

その武芸者は、刀が折れたり、刃こぼれしてしまった場合、どのようにして戦うのでしょうか?

 

 

こだわらないこだわりも、時には必要なのかもしれません。

 

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