空手道禅道会×東邦大学×サイバー・ヨガ研究所 共同プロジェクト シーズン1完結編!

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

今週で禅道会様,東邦大学,サイバー・ヨガ研究所の共同プロジェクトがひとまず終了しました.

 

最終日は介入は行わず,脳波の計測とパフォーマンステスト,心理テストの実施のみ行われました.
脳波計は,19チャンネル仕様の「QEEG」

空手 禅 ヨガ

 

つまり19箇所の脳波の状態をリアルタイムに同時計測できるということです.

空手 禅 ヨガ

fMRIやPETスキャンなどは,脳の奥深くまでの状態を確認できますが,秒単位の時系列的な計測は行えません

 

さらに,今ではかなり軽減されてきてはいますが,計測する際,閉ざされた空間での一定時間の静止が必要となり,

それ自体がストレスとなってしまい,正しい計測を行うことが難しくなってきます.

 

最近,抑うつ検査に使用されている「近赤外分光法(NIRS)」は,時間分解能に優れていますが,

神経の興奮が起きてから2-18秒後のデータ計測となり,脳波計より時間分解能が劣ります

 

それは,脳波計のように神経活動に起因する電気活動を直接計測しているわけではなく,

毛細血管中の酸化ヘモグロビンの量の増減を計測しているからです.

 

また,大まかに神経が活性化しているかどうかということしか分からず,

脳波計測のように脳の覚醒水準まで分析することはできません.

 

やはり,脳波計は最も歴史の長い脳計測機器であり,信頼性はピカイチです.

 

測定する側は,機材の様々な特性を知った上での計測が望まれます.

 

空手 禅 ヨガ

 

脳波キャップ装着完了!

空手 禅 ヨガ

実写版「エイトマン」ですね.

エイトマン

もう少しファッショナブルな脳波キャップはないものだろうか…?

 

空手 禅 ヨガ

安静・開眼&閉眼の状態を基準に様々なタスクを行ってもらい,その変化を確認.

 

空手 禅 ヨガ

安静状態だけの計測では,パフォーマンス研究としては,あまり意味がありません.

 

①安静状態②ストレス課題遂行時③ストレス回復時

 

最低この3つのフェーズの状態比較が必要となります.

 

その他,たくさんの必須計測項目があります.
合わせて5種類の心理テストの記入を行っていただきました…何もこのような所で…

空手 禅 ヨガ

 

心理テストも様々なものがあり,世界的スタンダードなものを使用することが重要ですが,

用途に合わせて選択するところに計測する側の知識が問われます.

 

項目数が少ない心理テストから記入することが重要です.

 

その方がストレスが軽減されるからです.

 

人間相手の計測の場合,少しの違いが大きな違いとなってきます.

 

この方は,持病により4ヶ月前までは,歩行すら困難な状態だったのですが,現在はこの通りです.

空手 禅 ヨガ

ヨガやニューロフィードバックの定期的なトレーニングにより,運動と関わる脳機能が改善されたことが示唆されます.

 

改善に関わる分子メカニズムに関しては未解明ですが,一先ず結果オーライです.

 

空手 禅 ヨガ

朝から夕方にかけて行われた計測が終わり,まったりモードです.

 

空手 禅 ヨガ

最後に皆様と記念撮影をパチリ.

 

この4ヵ月間,皆様それぞれの立場で時間をやりくりしていただき,

 

何とか週2回の介入を猛吹雪の日も休むことなく継続することができました.

 

私に関しては語り尽くせないほどの多くの気づきが得られました.

 

そして,今回,「分析」というものがいかに重要かということを再確認できました.

 

定期的な分析を行わないと,その状態からどのように改善・修正していけばいいのかというストラテジーを構築することが困難であり,

行き当たりばったりの根性論トレーニングとなってしまいます

 

今,「何を持ってパフォーマンスが向上したといえるのか?」その部分に関する分析を徹底的に行っています.

ストレスプロファイル

分析に関しては,本当に日々進化し続けていると思います.

 

 

…夜景に向かい,更なる進化を己に誓う…

空手 禅 ヨガ

 

研究に協力してくださった皆様,この4ヵ月間どうもありがとうございました!
Thank you very much!! 〜 to be continued 〜

脳のトレーニングにより藤澤選手(プロ格闘家)はどう変わったのか?

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

前回の続き です.

 

…藤澤選手は試合後,開口一番「今までと全然違いました!」と興奮冷めやらぬ口調でおっしゃっていました.

 

DEEP 65 IMPACT

今までリング上では地に足がつかないような感覚に襲われることもしばしばあったそうですが,

 

今回はリングに上がっても周りで応援する知人の顔もはっきりわかるぐらい落ち着いていたそうです.

 

それは,私から見ても明らかでした.

 

表情がとても落ち着いていたからです.

 

この脳のトレーニングの効果は,最も緊張する場面で一番その違いが感じられます

 

逆にそのような状況にならないとなかなか本当に効いているのかどうかはっきりと認識できず,不安がよぎると思います.

 

(当スタジオの場合,一定期間ごとに様々なタスクを施し,

効果測定の検証に取り組んでおり,このような懸念を最小限に食い止める努力をしております)
当スタジオのお客様も皆様口を揃えて,「何か最近本当に緊張しなくなりました」とおっしゃいます.

 

これは,脳は頭蓋骨で覆われているためどうしても筋肉みたいにビジュアルに現れないため,

効果は明らかに感じるが,見た目は特に変わっていないので,「なぜか,何か,変わってきた」という表現になるようです.

 

具体的には明記できませんが,実際は脳内では,5つの機能が向上しております.

 

昔から日本で主流のメンタルトレーニングとは異なり,ポジティブイメージなど気持ちを無理やりただ強く持たせたり,

筋弛緩法,腹式呼吸,セルフトークなどの一時的な自己コントロールは一切行っていません

 

激しい競技スポーツ分野の前ではそれらのテクニックはほとんど無力だからです.

 

つい昔まで,日本のスポーツ指導者がウェイトトレーニングを否定していたように,

メンタルの分野も今一度意識改革が必要だと個人的に感じています.

 

ストレス・コーピングなどの認知行動療法的なアプローチだけではほとんどのケースで限界が訪れます.

 

やはり,それらのメンタル・スキルはアプリケーションソフトに該当し,

ハードである人間自身(脳)をバージョンアップしてくれるものではありません

 

メンタル分野も世界の流れからも,自律神経や脳に直接アプローチする科学的な手法が望まれ,

いずれ標準的なトレーニングとなるといえます.

 

ただ,まだまだ時間がかかると思います.

 

今回,藤澤選手は,自分がどんなに有利なポジションでも勝ち急ぐことなく,まさにマインドフルネス的な戦い方でした.

 

何の感情も挟まず,目の前に起きている現象に対して反応し,対処するという具合です.

 

完全にマシーンと化した戦い方でした.

 

相手にとっては,藤澤選手が何をしてくるのかが分からず,かなり不気味に感じたことだと思います.

 

今回の勝利は藤澤選手の努力の賜物であり,メンタル面で少しでもお役に立てましたら嬉しく思います.

 

心・技・体に関しては,普段の練習時ではこの3つの要素がうまく回転していることが望ましいですが,

試合では「心」の部分がものすごく大きなウェイトを占めてきます

 

それは,先日のソチ・オリンピックでもご理解いただけたと思います.

 

本番での心の弱さは,体力を削り,技の質も著しく低下させてしまいます.

 

それは交感神経の過剰興奮により,酸素消費量が増加し,筋肉も収縮するからです.

 

その交感神経は,勝敗の「結果」を過剰に意識した際に興奮する脳の扁桃体の影響を強く受けます.

 

「今」に集中するというメンタリティーの獲得とともに,

扁桃体が興奮してもそれを抑えてくれる役割のある背外側前頭前野の活性化も重要になってきます.

 

それは,ヨガや「心拍変動呼吸(HRV)」の実習により可能になってきます.

 

「心拍変動呼吸」は,日常トレーニングとしては必須ですが,試合前に行う際にはかなりの注意が必要となります.

 

場合によってはさらにメンタルが悪化してしまいますので,数種類の使い分けが必要になってきます.

 

当スタジオのプログラムの特徴は再三お伝えしておりますが,ベースにヨガがあるところです.

 

ヨガを行わないのはパソコンに電源を入れないことになり

そもそもがバイオフィードバックも,ニューロフフィードバックも最大限の効果が得られないことを指します.

 

しかも,ヨガやHRV呼吸など自宅でのトレーニング・プログラムが充実していることろが

実はアスリートのメンタルを一定に保っている要因とも考えられます.

 

スタジオに通っている間だけしかトレーニングできないプログラムだと週3回は通っていただく必要がありますし,

地方や海外遠征になれば,メンタルが悪化してしまうというリスクを背負ってしまいます.

 

でもヨガなら畳一畳あればどこでも行え,バイオフィードバックやニューロフィードバックの効果をかなり維持してくれます

 

それは,ヨガ自体がバイオフィードバック だからです.

 

今回のトレーニングに関する詳細は,来月の4月14日発売の『月刊 秘伝(5月号)』で掲載されますのでよろしければどうぞご一読ください.

 

「禅道会」の西川道場長が今回のトレーニングに関する感想をブログに書いてくれています.

 

合わせてお読み頂けましたら今回のトレーニングの理解がより深まると思います.

 

P. S.

 

この日の無敗脳飯は,ココイチの『グランド・マザー・カレー』

 

DEEP 格闘技

これはおいしかったので,人気メニューになると思いました.

 

どの分野においてもベースにはヨガが絶対不可欠ということで,カレーネタで締めたいと思います.

 

東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場】辻でした.


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海を眺めながらのニューロフィードバック

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

今日は,F-15戦闘機が無性に見たくて百里基地まで行ってきました.

F-15

 

旅客機と異なり,その日の運行状況が分かりませんが,この日はバンバン飛んでいました.

F-15

 

圧倒的なスピードとエンジン音!

 

なんてたって,最高速度マッハ2.5(時速約2,656キロ)ですからね^^

 

F-15

かっこいいですね…ちょっと運転してみたいですね.

 

運転中にストレス状態を計測すると,そのパイロットがどの部分で最も緊張するのかがフィードバックできると思います.

 

横須賀のアメリカ軍ではもうこういったトレーニングを始めているようです.

百里基地

スポーツ分野でこれだけ使われているのですから,当然でしょうね.

 

というより軍隊の方が採用されたのは早い可能性があります.

 

元々メンタルトレーニングは,旧ソビエトが宇宙飛行士の自己コントロール法のために開発したものですから.
…遊びはここまでで,百里基地からそのまま東に移動し大竹海岸へ…

 

百里基地

海開き前の海はガラガラで最高に気持ちがいいです!

百里基地

海で仕事をしてみるのが夢でした^^

 

もちろんバイオフィードバック機器も積んでいます.

 

というよりも自然の中で計測するとどうなるのかという検証が今回の一番の目的でした.

 

外で本格的な計測ができるようにしてありますからね.

 

アスリートの場合,実際に競技現場で行った方がトレーニング効果が高いからです.

 

デュアルモニーター専用のニューロフィードバックもできますよ.

 

BOSEの新商品であるワイヤレススピーカーならbluetoothで音が飛ばせますので,後方から音を流すことも可能です.

 

どの方角から音を流すかでも気分は変わりますからね.

 

この自然の中でのニューロフィードバックも最高に気持ちがいいですよ.

百里基地

 

ニューロフィードバック合宿なんていうのも面白いかもしれません^^

 

当然といえば当然ですが,流す音楽や外の明るさによってかなり気分が変わることが分かりました.

百里基地

逆にそのことを利用できるとうことです.

 

音は特に周波数の塊ですからものすごく脳に影響を与えることが推測されます

 

伝統的なヨガの呼吸には「ブラーマリー呼吸」といって,

メスの蜂の羽の音を真似た呼吸法を行いますが,ああいった音が本当に良い周波数なんですね.

 

科学的にリラックスできる音とブラーマリーの音はとてもよく似ています.

 

それは,同じ周波数帯域ということです.

 

窓を開けて,波の音をただ黙って聞くのもかなりの高いリラクセーション効果でした.

 

バイオフィードバック分野では吐く息を波の音に似せて吐いたり,

ニューロフィードバックでも波の音をフィードバックに利用するのもうなずけます.

 

今度は,山の中で計測する予定です.

 

ゼロ磁場での計測もいつか行ってみたいですね.

 

いずれにしましても自然や伝統と最新鋭のトレーニングとの融合は私が最も大切にしていることです.

 

前者は経験的に効果が実証されてきたもので,後者は数値化することによって効果を実証してきました.

 

数値化できないものを非科学的として一切受け付けないのも問題ありだと思います.

 

それならヨガなんてまだまだ非科学的な部類に入るといえます.

 

…でももし本当に必要がないものなら4,500年もの間受け継がれるものでしょうか?

 

百里基地

…もう何も見えなくなりましたので帰りたいと思います.

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『DEEP 65 IMPACT』- 試合結果速報! –

ニュ〜ヨ〜クへ行きたいかー!! (ウルトラクイズ風)

DEEP 総合格闘技

今日は,ここ有明で格闘技イベント『DEEP 65 IMPACT』が行われました.  

 

「禅道会」の皆様を応援しに私も会場に足を運びました.  

 

DEEP 格闘技
 

新橋から5分くらいで着くと思いきや,思いのほか時間がかかりました.  

 

DEEP 65 IMPACT
 

ここが会場か!   さてさて本題に入りたいと思います…   脳のトレーニング(ヨガ,バイオフィードバック,ニューロフィードバック)を4ヶ月にわたり取り組んできた藤澤選手の結果はいかに?

 

DEEP 格闘技
 

結果は,見事!1ラウンドTKO勝利!!   同じ禅道会の三浦選手も1ラウンド三角締めで一本勝ち,LUIZ選手は残念ながら判定で僅差で負けてしまいました.   藤澤選手と試合後に会い,開口一番今までと全然状態が違いました!とおっしゃっていました.

 

DEEP 65 IMPACT
 

  …この4ヶ月の間で藤澤選手の脳内では一体何が起きていたのか

 

そして,いかにして強靭なメンタルを獲得するまでに至ったのか

 

次回の記事にてその全容を解明させていただきます.  

 

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格闘技イベント『DEEP 65 IMPACT』〜人生とは全てマーヤー(迷妄)である〜

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

明日は,ディファ有明でDEEP 65 IMPACTという総合格闘技のイベントが開催されます.

 

その大会に禅道会から藤澤選手,三浦選手,LUIZ選手の3名が出場します.

 

藤澤選手とは,約4ヶ月にわたり,

ヨガ,バイオフィードバック,ニューロフィードバックで構成される『ピークパフォーマンス・プログラム』に取り組んでまいりました.

 

メンタル面の準備としては,やることは全てやり終えました.

 

行動を制御する脳や自律神経系が鍛えられ,体の使い方から,ものの見方,考えた方も変わったと思います.

 

逆説的に思われるかもしれませんが,勝負という執着心から解放された時に「ゾーン」という境地が訪れます

 

明日は試合というよりも人生の中のある一日が過ぎ去ってゆくというメンタリティーで挑んでもらいたいたいと思っています.

 

「観る者」と「観られる者」

 

試合ともなれば多くの選手を悩ますのがプレッシャーだと思います.

 

暴れ回る馬を見てパニックになってしまうのは,その手綱を引く騎手からの目線によるものです.

 

大切なのは,その馬の状態を遠くから見る主人(魂)としての目線です.

 

つまり感情に飲み込まれるのではなく,その感情を客観視することができる真実の眼です.

 

遊園地に行ってコーヒーカップに乗り,ハンドルを回せばすごい勢いで回りだします.

 

それは,自分自身がコーヒカップに乗っているからです.

 

この状態がまさに感情に飲み込まれている状態であり,自分自身が感情と一体となってしまっている状態です.

 

この状態では,自分自身が感情になってしまっているため,怒ったり,悲しんだりと,感情的になっている自分に気づきません

 

自分の感情を客観視できていないからです.

 

一方,外で待っている親御さんはいかがでしょうか?

 

乗っている本人とは違い,それほどカップが回転しているように見えないはずです.

 

これが客観視の状態であり,自分自身の思考や感情が自分自身と勘違いしてしまうとその感情に振り回されることになります.

 

これに関しては,マインドフルネス的にヨガを行うことで,自動思考が停止され,

集中すべき対象を客観的に見つめられる眼が養われていきます.

 

-「人生とは全てマーヤー(迷妄)である」-

 

これは伝統的なヨガの教えであり,自分自身がこうだと思い込んでいること,感じていることが

 

自分自身(騎手)だと勘違いしないように本質(主人)に目を向けることの大切さを説いた教えです.

 

ピリピリしている自分…を観ている自分

 

ピリピリしている…ということを考えた

 

このように頭に浮かんだ感情に対して,

「…ということを考えた」と付け加えるだけで,感情と自分自身が分離できるようになります

 

これが「観る者(本質)」と「観られる者(感情,マーヤー)」の分離,主座の転換と呼ばれるヨガの最も重要となる教えです.

 

伝統的ヨガの世界では,解脱したいという想い(執着)さえも最終的には自分自身と分離させないといけないそうですから…

 

…何とも厳しい世界ですね.

実践で役立つヨガインストラクターの育成を目指して

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
ヨガの指導者には,理論だけでなく,自分自身の体験を通じたレクチャーが望まれます.

 

教えることがメインになってしまい,自分自身のトレーニングが少なくなってしまうのは本末転倒といえます.

 

しかし,この「教える」という行為は自分自身の気づきを促し,成長させてくれる行為でもあります.

 

クンダリーニヨガのマスター故ヨギ・バジャン師も他人に教える過程で自分自身の成長につなげることを重視していました.

 

ですのでヨガを習って間もない段階でも「明日はあなたが皆にヨガを教えなさい」と急におっしゃいます.

 

今になると「実践の教え」を伝えたかったのだなと思っています.

 

丹田呼吸,火の呼吸,バンダ…

 

普段何気なく使っているテクニックでもいざ人に教えようとなるとなかなかうまく伝えられないことに気づくと思います.

ヨガ インストラクター

はじめは皆そうですし,そのもどかしい時期を経験してやがて分かりやすいレクチャーが行えるようになっていきます.

 

私のスタンスとして,アスリートであればヨガは毎日トレーニングの一環として行われるのが望ましいと考えています.

 

それは,ヨガは単なる肉体としてのトレーニングではなく,心の強化が主な目的だからです.

 

伝統的なヨガの理論では,人間には5つの身体が存在し(人間五蔵説),ヨガはこの5つの身体全てを鍛えるメソッドが存在します.

人間五蔵説

肉体における筋力トレーニングやメンタルにおけるメンタルトレーニングでは,

この人間の本質に関わる領域を鍛えることはできず,表面部分を構成する領域しか鍛えることができません

 

ヨガは,とても深い部分でのトレーニングになり,感覚が命です.

 

そういった理由から自宅で毎日取り組んでいただくことをお勧めしています.

 

ですので,本来ヨガ指導者の役割は,クラスの空間づくりだけでなく,

ヨガを継続して行えるように生徒さんのモチベーションを高めることにあると考えています.

ヨガ インストラクター

テクニックに関しては,毎回基本の部分を徹底的に深め,修正,確認するだけです.

 

重要なのはテクニックの数ではなく,一つ一つの技法をいかに深められるかです.

 

そしてそれらを継続する力です.

 

ヨガをやらないと気持ちが悪いという感覚が芽生えてしまえばOKです.

 

ただ人間は忘れやすい生き物であり,指導者は定期的に生徒さんの心の火を灯す必要性があります.

 

私の場合,メンタルや脳,自律神経,マインドフルネス,ヨガ哲学に関する話を交え,

「だから今の自分たちにとってヨガはやはり必要なんだ」と再認識してもらうことに注意を向けています.

アンダー・ザ・ライト ヨガスクール

ヨガを薬と例えるなら飲んでもらわないと効かないからです.

 

それも強要することなく,自分の意志で飲みたいと思ってもらう必要があります.

 

再三お伝えしているように,無理に強要して行ってもらった場合,勉強同様にほとんど効果が得られません

 

本人の中でやる気が起こらないのはガイダンスに失敗しているケースがほとんどです.

 

ガイダンスで興味を持ち,実際に体験し,効果を感じ,ファンになる.

 

こういった流れでヨガを自分でも行いたいという心が芽生えてきます.

 

女性の場合,はじめからヨガに対して前向きな考えがあるため,それほど①は重要ではありません.

 

しかし,男性のクライアントさんやアスリートを対象とする場合,①はとても重要な意味合いを示してきます.

 

それは,ヨガは女性が美容目的で行うストレッチのようなイメージがあるからです.

 

その先入観を取り除くのに膨大なエネルギーが必要になります.

 

ヨガを行うことでメンタルが強化され,パフォーマンスが向上し,

本番でも負けないメンタリティーが確立できるとは到底イメージできないからです.

 

ですのでまずは,実際の数値化・視覚化された科学的根拠を見せる必要があります.

 

男性のアスリートやミュージシャン,エグゼクティブをファンにするには

女性の10倍難しいとお考えいただければ分かりやすいかもしれません.

 

皆様,様々な事に取り組み,限られた時間の中で自分にとって最適なものを常に探し求めているからです.

 

私は,本人の感覚,体験,気づきをものすごく大切にします.

ヨガ インストラクター

一方で自分自身がどれだけ上達したのかという一種の腕試しの場(サイバーヨガ)を設けることで,

トレーニングの効果を積極的に見える化しています.

ニューロフィードバック バイオフィードバック

トレーニング効果を「見える化」させることで,日々のヨガトレーニングのモチベーションが高まるからです.

 

さらに,今の自分自身の状態をしっかり観察し,合わせて科学的データと照らし合わせることで様々なことが明らかになってきます.

 

科学的データはある人から見れば単なる数値ですが,そのデータの背後には人間の深層心理が大きく関与しているのです.

 

昔,UFCという「なんでもあり」の格闘技イベントでホイス・グレイシー選手が無傷で優勝しました.

 

このようにヨガが競技現場でも本当に役立つのなら何かしらの形で証明する必要性があると私は考えています.

 

単に健康増進に役立たせるというものとは異なり,実際の競技現場で役立たせるということは至難の業なのです.

 

それこそ「なんでもあり」に対応できるヨガ である必要性があります.

ヒクソン・グレイシー

 

当スタジオでは,想像しうるあらゆる状況を想定したトレーニング・プログラムを構築しております.

 

競技にヨガを役立たせたいと思っている方は,どうぞ一度お問い合わせください.

 

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脳を鍛え,反射神経を高めるメンタルトレーニング

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

アスリートにおいてとても重要な能力に反射神経などの「反応速度」があります.

 

問題は,ただ速く動ければ良いという単純なものではありません.

 

例えば野球であれば,球に反応するだけならストライクだけでなくボール球にも手を出してしまいます.

 

メンタルトレーニング

(トレーニング画面: ストライクの時だけ素早くボタンを押す)
ストライクとボールが混ざり合って投球されるため,バッターは,バットを降るギリギリまで判断に追われます.

 

メンタルトレーニング

(トレーニング画面: ボールの時は誤ってボタンを押さないように注意)
イチロー選手は以前,反応速度が高まった分,ボール球にも手を出してしまういる自分がいて厄介だともらしていました.

 

これは,的を得た表現だと思いました.

 

といいますのも,反応速度は実行動作だけを高めてはダメで,それを制御する能力も同時に必要とされるからです.

 

つまり,球が飛んできて,それに反応しつつも,ボール球だと素早く判断し,手を出さないという能力です.

 

この実行と制御は前頭葉でコントロールされています

 

ですので,前頭葉をよく鍛えておかないと,相手のフェイントなどにも引っかかってしまうリスクがあります.

 

「サイバー・ヨガ」には,その反応と制御をとことん鍛えることができる

反応速度と脳波トレーニングを組み合わせたアスリート専用のトレーニングプログラムがあります.

 

メンタルトレーニング

ボタンを押した瞬間の反応速度や正誤率,脳波をはじめとする生体情報が分析できます.
このトレーニングソフトは海外のオリンピックチームで使用されているものですが,国内では当スタジオのみが取り入れています.

 

このソフトは大変素晴らしいソフトです.

 

反応速度を高めるためのコンピューター制御されたトレーニングプログラムが豊富に組み込まれ,

その時の脳波や呼吸,心拍,筋肉の活動状態もリアルタイムで計測可能だからです.

 

デジタルビデオと同期させてアスリートの表情や動作も同時に記録できます.

 

ですので,どの動作の時にどういった生体反応を起こしていたのかなどの情報が瞬時に得られます.

 

例えばミスを犯したあとどれくらいそれを引きずっていたのかを検討したい場合は,表情とその時のストレス反応を見れば一目瞭然です.

 

このソフトはアイディア次第で様々な状況を推定したトレーニングが可能といえます.
(陸上選手(短距離走)のトレーニング活用事例)

メンタルトレーニング

「○」が画面に現れた時にだけフットスイッチを素早く押す(実行).

 

メンタルトレーニング

 

「×」の時は,身体を動かさない(制御).

メンタルトレーニング

 

このトレーニングにより,反応速度を高めるだけでなく,フライング防止のトレーニングにも役立ちます

 

生体計測機器と同期した専用のハンドスイッチとフットスイッチを活用することで,

どの時点でスイッチが押されたのかが100分の1秒単位で分かります.

メンタルトレーニング

合わせてその時の筋肉の緊張状態や,脳波の周波数成分も分析可能です.

 

これによりボタンを押す瞬間にどこに力みが出ているかなどの分析も行えます.

 

実践で使えるように反応速度を高めるには,実行系だけでなく制御系も鍛える必要があります.

 

それには前頭葉を徹底して鍛える必要があり,

鍛えられたかどうかを確認するには実際の反応速度の向上だけでなく,それに伴う脳波分析も必要になってきます.

 

ソチオリンピックをご覧になってお気づきだと思いますが,

トップアスリートの世界は0コンマ何秒のズレが大きなズレを生み出してしまいます

 

そのズレを生み出してしまう多くの原因がケガや天候などの環境的要因を除けば,

プレッシャーによる脳の扁桃体の興奮が推測されます.

 

ですので,トレーニングの段階からプレッシャーを与えた状態での反応速度を高めるトレーニングが必要になってきます.

 

いずれにしましてもヨガで脳から筋肉への出力系を正常化させるトレーニングがベースとして必要になってくることはいうまでもありません.

 

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オリンピックの魔物に負けないメンタルトレーニング – 後編!-

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

(前回の続き )

 

…魔物が出てきた場合の対処のしかたを学ぶとともに,魔物がなるべく出てこないようにするためのトレーニングも合わせて行います.

 

これは,トラウマや不安障害を患っている方に効果が期待される脳波のトレーニングです.

 

最低週に2回,1回30分のトレーニングを行います.

 

しかしどのトレーニングも万全ではありません.

 

得意とする点と不得意な点があります.

 

ですので,その穴を埋めるべく,数種類のトレーニングを複合的に組み合わせて万全の準備をします.

 

今日未明に行われた浅田真央選手のフリーの演技は前日とは打って変わって素晴らしいものでした.

 

このようにいくら素晴らしい技術を持っていてもプレッシャーに飲み込まれてしまうとその能力をほとんど発揮できなくなってしまいます.

 

この二日間の違いは,「扁桃体」の興奮レベルの違いといえます.

 

初日は結果を意識しすぎたことにより過去の失敗体験が想起され,「扁桃体」がかなりの興奮状態でした.

 

そのことにより,交感神経が活性化し,筋肉が硬直し,ジャンプの着地に足がすくわれてしまいました.

 

二日目ももちろん緊張した様子でしたが初日に比べるとかなり和らいでいる様子でした.

 

結果を強く意識することなく,演技自体に集中できたのだと思います.

 

まさに“マインドフルネス(今ここへの集中)な演技でしたね.

 

後半部分からは表情も明らかに変わり,ゾーン状態に入っているような感じでした.

 

プレッシャーのかかった状態でも「今ここ」に集中できる能力

この能力がオリンピックで結果を残すにはなくてはならない能力だといえます.

 

この部分に関するトレーニングは,スポーツ分野よりも,

NASAや,特殊部隊のSASやシールズなどの訓練プログラムの方がより充実しています

 

NASA メンタルトレーニング

 

生死に関わる過酷な状況でもパニックにならず冷静に判断できる能力が問われるからです.

 

SAS メンタルトレーニング

 

呼吸法や漸進弛緩法,ポジティブイメージ,セルフトークなどの自己コントロール法は,今現在の緊張を少し和らげてくれる効果があり,

ゴルフやアーチェリーなどの静的スポーツにはある程度効果を発揮すると思われます.

 

しかし,演技種目や球技,格闘技などの競技は,一瞬で終わるものではなく連続してある一定時間続きます

 

当然,競技中に自己コントロールをしている時間的余裕などありません

 

ですので,メンタルは本番でコントロールを試みるものではなく,

肉体における筋力トレーニング同様に本番までに鍛えておく必要があるということです.

 

ここが海外と日本のメンタルトレーニングの大きな違いといえます.

 

世界は,メンタルに対して科学的にアプローチしていく時代です.

 

そしてアメリカは,昨年オバマ大統領が,3Dプリンターと同じように

「BRAIN Initiative (脳活動のマッピング研究)にも力を入れていくと明言していました.

BRAIN Initiative

 

それに対し,未だ我が国は,この本番で最も大事とされる「精神力」の部分に対して真正面から向き合おうとしていません.

 

詳細は分かりませんが,専門家の数が不足していることがその一つの大きな壁となっていることが推測されます.

 

放っておいてもメンタルは自動的に強くなりませんし,練習量を増やしても改善されません

 

特に不安関連遺伝子の多い日本人は他国以上に積極的に科学的なアプローチが望まれるといえます.

 

東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場】辻でした.


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オリンピックの魔物に負けないメンタルトレーニング – 前編!-

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

“オリンピックの魔物”に対する私の意見が聞きたいというリクエストがありましたので,私なりの意見を明記させていただきます.

 

かなり長くなりましたので,前編と後編に分けて記事にしました.

 

………

 

“オリンピックには魔物が住んでいる”という言葉を良く聞きます.

 

もちろんオリンピック会場に実際住み着いているわけではありません.

 

これは,極度の緊張状態の中,選手本人の心の内側から生まれてくるものです.

 

練習中は生まれないのに,どうして本番,特にオリンピックで魔物は出現するのでしょうか?

 

まず練習とオリンピックの環境の違いから,脳の恐怖反応を司る「扁桃体」の興奮レベルが一気に高まります.

 

「扁桃体」の過剰興奮が“魔物”という幻影になってアスリートのパフォーマンスを低下させているのはまず間違いないといえます.

 

いつもは何気なくこなしている動作でも,この「扁桃体」の過剰な興奮により交感神経が活性化し,

アドレナリンの過剰分泌につながり,結果,震えや硬直現象を引き起こしてしまいます

 

長期記憶は大脳の様々な部位で記憶され,過去の失敗した場面,情景や匂い,音などが酷似したシチュエーションで呼び覚まされます.

 

これを心理学では“フラッシュバック”と呼びます.

 

この脳の負のルートが活性化しないようにするトレーニングもいくつか存在します.

 

ただ記憶は完全に抹消することは物理的に不可能です.

 

ですので,オリンピックは魔物が出没する場所,そういう前提で心の準備をしている方が競技中のパニックを軽減させることができます.

 

例えていうなら,ホラー映画を1回目観た時よりも2回目はあまり驚かないと思います.

 

それは,どの場面で恐怖のシーンが出てくるかあらかじめ情報として知っているからです.

 

魔物は出てこない方がベストですが,出てくる率が高いものであり,出てきた場合の対処法が重要になってきます.

 

対処の仕方が分かれば,それほど慌てることもなくなってきます.

 

プレッシャーを感じると筋肉は硬直し,手に汗をかき,心拍数が高まります.

 

脳が身体に命令してこういった緊張状態を作り出しているのですが,

この緊張している状態を悪い状態だと人間が判断してしまった場合,さらにこのプレッシャーの負のサイクルが回り出します.

 

つまり,プレッシャーを悪いものと評価しないメンタリティーも合わせて必要になってきます.

 

これは普段の練習からプレッシャーをかけたトレーニングで養っていきます.

 

そしてストレスには大きく次の3タイプがあり,どのストレスによりプレッシャーを感じるのかを科学的に分析していきます.

 

身体的ストレス

認知的ストレス

情動的ストレス

 

どのストレスに弱いかは個体差があり,一律的なヨガのグループレッスンやメンタルトレーニングの限界はこういったところにあります.

 

本格的なメンタルトレーニングは,パーソナル・プログラムであるのは絶対条件です.

 

上記,ストレス刺激を加えた計測を行い,安静状態からの変化,ストレス刺激後のリカバリーを様々な生体情報から分析していきます.

 

この分析をしっかり行わないと,当然改善に向けたトレーニングは行えません

 

私が分析に力を入れているのはこういった理由からです.

 

これは,魔物が出てきた場合への対処法ですが,合わせて,魔物がなるべく現れないようにするためのトレーニングも行っていきます.

 

(後編に続く )

 

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火の呼吸は皆同じスピードで良いのでしょうか?

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

火の呼吸は皆,同じスピードで良いのでしょうか?

 

このご質問は結構いただきます.

 

おそらく,ゆったりとした丹田呼吸にはひとそれぞれ最適な呼吸ペースがあるのなら,

 

火の呼吸などの速いペースの呼吸法にも人によって最適なペースがあるのでは?

 

という背景からくるご質問だと思います.

 

結果から申しますと,適当で大丈夫です

 

もう少し詳しく説明しますと,1分間に120〜180回の呼吸でその範囲内であれば適当で大丈夫です.

 

ただ,200回を超えてしまうと呼吸が浅くなってしまい,丹田への刺激が薄くなってしまいますのであまりお勧めできません.

 

呼吸回数を速めて呼吸が浅くなるなら,速度を落として腹筋をしっかり引き締めるやり方の方が断然に良いです.

 

それでは,どうして丹田呼吸のようなゆったりとした呼吸法の場合は,個体差があるのに,火の呼吸は適当で良いのでしょうか?

 

それは,火の呼吸のようなテンポの速い呼吸法の場合,

振り子の原理のように周波数に共鳴を起こさせる要因である遅延システムが働かないからです.

 

心拍変動 レゾナンス呼吸

ある周波数帯域に共鳴を起こさせるには,

似た周波数帯域であり,なおかつ周期に一定の遅れがないとその周波数帯域に共鳴を起こし,パワーを増幅させることはできないのです.

 

音響の原理もこういったところから発生しています.

 

この部分の説明は非常に専門的な領域になりますので,これぐらいで筆を置かせていただきますが,

興味がある方は個別にお問い合わせください.

 

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自分にピッタリの呼吸を続けて本番に強い状態をつくっていきたいと思います!

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

西東京のリンパ流し専門ストレッチサロン『のほほん』の大野さん

 

が,『呼吸最適化プロファイル』にご参加してくださいました.

心拍変動 呼吸
心拍変動 レゾナンス呼吸

※掲載に関しては,ご本人の許可を得ております.
お名前

 

大野 めぐみ 様

 

【『呼吸最適化プロファイル』をお知りになったきっかけは何ですか?】

 

無敗脳セミナー


【『呼吸最適化プロファイル』のどのような点に興味を持たれましたか?】

 

呼吸が大切ということはわかってはいたもののイマイチ方法がわからず自分に合った呼吸があるという事をしり,

 

より良い呼吸をすることで冷静さを保てたりできるのではないかなという点,自分自信の強化に興味を持ちました.


【プロファイル後の率直な感想をお聞かせください】

測定中に色々感じる事があり呼吸1つでこんなにも違いがあるのだなぁと感じました.

 

自分にピッタリの呼吸を続けて良い状態,本番に強い状態をつくっていきたいと思います.

 

すっきりしてます.


【プロファイルへの参加を迷われている方に一言メッセージをお願いします】

 

自分の事を知るってとても大切なことだと思います.

 

迷われているのならまずは受けてみて下さい.答えがみつかると思います.

 

…………

 

大野さん,ありがとうございました!

 

お腹を使った丹田呼吸は,力みを捨てるのにある程度の時間を要します.

 

胸ではなく,腹筋を使うのは,単純に酸素をたくさん吸い込める点と緊張を生まないようにするためです.

 

肋骨を引き上げて行う呼吸は,モダンスタイルのヨガに多いのですが,

 

胸で呼吸をすると肋骨(特にサイドの硬い部分)が邪魔になり,また肋間筋をかなり強く使う必要性が出てきます.

 

肋骨を引き上げる呼吸法は,重量挙げの選手が重い重量を持ち上げる時に息を止める行為と同じで,

 

腹圧を一定に保て,体幹を安定させる効果があると思われます.

 

ポーズをきれいにつくる目的のヨガの場合は,確かにこの呼吸のやり方の方が優れていると思います.

 

しかし,このやり方は肋間筋をはじめとする筋肉に緊張を生んでしまい,リラクセーションには不向きといえます.

 

実際,呼吸法に不慣れな方,特に女性は胸式呼吸の方が多く,呼吸に合わせて手のひらの発汗(精神性発汗)が増加しています.

 

これは,息を吸うときに力みが生じ,交感神経が刺激されていることを指します.

 

息を吸う時も注意が必要ですが,その何倍も吐く時は注意が必要です.

 

私が指導させていただいている腹式呼吸は,

 

伝統的な丹田呼吸と最新のバイオフィードバック分野で取り入れられている科学的な呼吸法をミックスしています.

 

どちらか一方の理論だけでは足りず,両方大切だからです.

 

伝統的な丹田呼吸を最新科学の理論を融合させることで進化させました.

 

サイバー・ヨガのテクニックの一部ですので「サイバー・ブリージング」と呼んでいます.

 

この呼吸法はシンプルですが,リラクセーション効果が大変高いです.

 

実際,この呼吸法の後に脳波を測定しようとしたら脳の活動電位が著しく低下し,測定できないほどでした.

 

それだけ,脳の興奮を抑えるのに適しています

 

1分間行うだけでもかなりの覚醒水準が下がります.

 

※呼吸法の習得には指導を要します.

 

心拍変動 呼吸

まずは,携帯型心拍変動デバイス『ストレスイレイザー』でトレーニング開始!

 

スマートフォンで心拍変動が取り込めるアプリもありますが,感度がおもわしくなくあまりお勧めできません.

 

またパソコンで行えるタイプもありますが,わざわざパソコンを立ち上げて行う必要性があり,

 

日々の自主トレーニングとしては少し不向きといえます.

 

こういったデバイスを使ったトレーニングは,いかに日常生活に溶け込めるかがカギになってきます.

 

そのため,手軽さ,携帯性が高く,感度が高いものを選ぶ必要性があります.

 

総合点でいいますと,この『ストレスイレイザー』がダントツですね.

 

バイオフィードバック関連領域の研究者の先生方も『ストレスイレイザー』を使われている方が多いです.

 

横道にそれましたが,大野さんの『呼吸最適化プロファイル』の結果を見ていきましょう.

 

【5.5回/分】

 

レゾナンス 呼吸

(※グラフ上: 0.1Hz帯域(緑線)のパワー値 ※グラフ下: 心拍)

 

心拍の波形にかなりのギザギザが混じっていますが,これは指先が冷たい時に起きる現象です.

 

本来ならこの段階でセンサーを一度外し,指先を温めることが望まれます.

 

このギザギザを除いて分析ももちろん可能ですが,分析する側の負担が増えることになります.

 

心拍変動のパワー値に関しては,0.1Hz帯域以外の領域でも共鳴を起こしており,あまり適した呼吸ペースとはいえない状態です.

 

この5.5回/分の呼吸法を行うと手の方から体全体が温かくなってきたそうです.

 

これは,6.0回/分の時よりリラクセーションが促されていることを表しています.

 

(※6.5回/分と6.0回/分は,共鳴周波数からはかなり外れていたため除外させていただきました)

 

5.0回/分最適な呼吸ペース(共鳴周波数)

HRV

かなり状態が良くなりました.

 

このように最適な呼吸ペースになると0.1Hz帯域のパワー値(緑線)だけがグンと増加します.

 

心拍の波形も同じ高さで安定しています.

 

心地良さが向上し,先程までの耳鳴りも治まったようですので,データとご本人の語りから5.0回/分が大野さんにとっての共鳴周波数といえます.

 

【4.5回/分】

心拍変動

0.1Hz帯域のパワー値が低下し,他の周波数帯域も共鳴してきています.

 

これは,共鳴周波数から外れてきたことを示しています.

 

【まとめ】

 

ご本人の語りでは,4.5回/分が一番無心になれたそうです.

 

ただ,データとしては,5.0回/分の方が優れている為,しばらく5.0回/分で呼吸法を行っていただきます.

 

呼吸法にあまり慣れていない方の場合は,ご本人の語りよりも生理学的データをまず優先します.

 

ある程度,実習期間が進みますと,多くのケースでこの生理的効果と心理的効果のズレが一致してきます

 

経験者の方で,同様のケースが出てきた場合は,

 

その後,何度か似通った呼吸ペースでの呼吸法(今回の場合,5.0回/分と4.5回/分)を繰り返し測定し,合わせてご本人の感想を聞いていきます

 

何度か測定を繰り返すと,必ずどちらか一方の方が良いデータを示していきます.

 

私が測定してきた経験上,どの呼吸ペースが最適かはある程度分かりますが,

 

お客様にしっかり納得していただく目的で測定を繰り返し行い,実際のデータを比較していただいております.

 

心拍変動 呼吸

P.S.

 

最近,息が合うという表現から,最適な呼吸ペースとパーソナリティーの一致が何かしら関連しているのでは?と思ったりしています.

 

こんなことを考えているのは私だけかもしれませんが…

 

しかし,何か関連しているように思えてならないのです.

 

もし関連性があるなら,ダブルスやダンスなど特にスポーツ領域のパートナー選びの一つの指標として役立つ可能性があります.

 

少し検証してみたいと思います.

 

何か一定の法則が見つかりましたらまたご報告させていただきます.

 

…しかし,呼吸法は本当に奥が深いですね.

 

研究すればするほど道が広がっていくような感じです…

 

東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場】辻でした.


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「消費税法改正」に伴う価格改定のご案内

2014年4月より予定されております「消費税法改正」に伴い,4月1日より現在の「税抜き価格+5%」の各プログラムのご料金が「税抜き価格+8%」へと変更になりますのでご理解の上,何卒宜しくお願い致します.

自分の能力を最大限に発揮したい方に是非体験,おすすめしたいです!

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

本日はお足元の悪い中,ご訪問いただき,ありがとうございました.

 

東京足立区でアロマジックハーブテラピーを施している相笠美弥子さん

 

が,『呼吸最適化プロファイル』にご参加してくださいました.

心拍変動 バイオフィードバック
心拍変動 バイオフィードバック

※掲載に関しては,ご本人の許可を得ております.
お名前

 

相笠 美弥子 様

 

【『呼吸最適化プロファイル』をお知りになったきっかけは何ですか?】

 

ブログのつながりでお会いして辻さんのお話やブログ内容を読んで是非体験したくなりました.


【『呼吸最適化プロファイル』のどのような点に興味を持たれましたか?】

 

辻さんのプロ意識,専門的なお話を聞きたくて体験したい!

 

呼吸の大切さを知りたい.回数で違いがあるのか知りたかった.


【プロファイル後の率直な感想をお聞かせください】

わかりやすい説明,専門的なお話を聞きながら理解してからの呼吸体験だったのでリラックスして受ける事が出来ました.

 

また,機械によるデータをわかりやすく教えてくださるので良かったです.


【プロファイルへの参加を迷われている方に一言メッセージをお願いします】

 

仕事でのストレスやきんちょうなどで日々の生活を送っている方

 

リラックスしたいのにリラックスする事が出来ず不調のある方

 

自分の能力を最大限に発揮したい方に是非体験,おすすめしたいです.

 

…………

 

相笠さん,ありがとうございました!

 

私はセッションを行う前に時間をかけて説明を行います.

 

十分納得していただいた上で取り組んでいただきたいからです.

 

ですので,そのプログラムは必要ないということをアドバイスさせていただくことはありますが,

こちらから無理にプログラムを勧めたりすることはありません.

 

心拍変動

センサーの取り付け方を変えてみました.

 

海外の文献からヒントを得ました.

 

第二関節に巻きつけることでより快適度が増し,小指部分に巻きつけていた皮膚温計を薬指の別のセンサーの内側に巻きつけてみました.

 

小指がフリーになり,テープも必要なくなり一石二鳥です.

 

ちょっとしたことですが,取り付けるセンサーは少なければ少ないほど,被験者への拘束度合いが緩和され,ストレスの軽減につながります.

 

センサーの取り付け方も非常に奥が深いですね.

 

それでは簡単に相笠さんの『呼吸最適化プロファイル』の結果を見てみましょう.
【5.5回/分】

心拍変動 HRV

(※グラフ上: 0.1Hz帯域(緑線)のパワー値 ※グラフ下: 心拍)

 

やはりセラピストですので,呼吸法はお上手でしたね.

 

5.5回/分は,心拍の変動も安定していますし,決して悪くはないです.

 

ただもっと最適な呼吸ペースがあるかもしれませんので他も見てみましょう.

 

※ちなみに,6.5回/分と6.0回/分は,ほとんど共鳴していない状態でした.

 

5.0回/分最適な呼吸ペース(共鳴周波数)

心拍変動 HRV

わずか0.5回呼吸ペースを変えただけですが,この変わりようです.

 

0.1Hz帯域のパワー値も250PSDから600PSDにまで高まっています.

 

心拍の波形も大きく安定してきました.

 

ご本人も5.0回/分の呼吸法を行っている時の時間が一番短く感じたそうです.

 

このように自分の最適な呼吸ペースで呼吸法を行うと,皆様とても時間が短く感じるようです.

 

これは本当に面白い現象です.

 

まあゾーンやフロー状態では,時間がスローモーションのように流れる感じがしたと述べているアスリートも多いことから,

何か物理的な時間軸から解放されるのでしょうね.

 

後は急に体がポカポカしだす現象が起きてきます.

 

このように自分にとって最適な心身の状態を知り,脳に認識させる行為はとても重要です.

 

でないと脳はどういう状態が良好な状態なのか,

そのものさしがないとその状態を情報として記憶することができず,結果その状態を故意に引き出すこともできないからです.

 

【4.5回/分】

心拍変動 HRV

4.5回/分も悪くはありませんが,0.1Hz帯域のパワー値が低下し,0.1Hz帯域より低い帯域(青色部分)が共鳴してしまっています.

 

心拍の波形も全体的に低くなってしまいました.

 

リラックスしている時は,大きくゆったりとした波形がリズミカルに現れます.

 

ご本人も5.0回/分の方が良かったとおしゃっていました.

 

私はデータの内容をお見せする前に必ずご本人にどの呼吸回数が一番良かったかを聞きます.

 

データを先に見せてしまうとバイアス(先入観)から正しい判断ができなくなってしまうからです.

 

脳と身体のつながりが良い方,正確には脳の「島皮質」の活性度合が高い方は,

最適な呼吸回数を当てられるケースがかなりの確率で高いです.

 

心拍変動 レゾナンス

 

【まとめ】


相笠さんの最適な呼吸ペースは,他の細かい数値も確認したところ,5.0回/分から4.5回/分にかけての遅い周波数に共鳴するタイプでした.

 

共鳴周波数としては,5.0回/分になります.

 

どの呼吸ペースだから良いというものではなく,

 

最大限のリラクセーション効果を得るには,自分に合った呼吸ペースで呼吸法を行うことが必須になってきます.

 

本当にわずかな狂いが大きな違いを生んでくるのが共鳴周波数の特性なのです.


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ヨガ,セラピー,カウンセリング,エステを施す際の注意点

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
ここがレッドリボン軍がいるマッスルタワーか…!

禅道会 小金井道場

 

…冗談はさて置き,今日は「禅道会」様の介入研究の日でした.

 

吹雪の中,いらしてくれた選手の皆さんありがとうございました.

 

研究の世界では,クリティカル・リーディングと呼ばれるように論文を批判的に読むことを勧められます.

 

それによって,その論文の新しくて面白いところ以外に,足りない部分を把握し,それを踏襲,乗り越える力を養成するためだからだと思います.

 

私は,自分自身のヨガやバイオフィードバックに対しても常にこれでいいのか?このままでいいのだろうか?という考えを持っています.

 

400戦無敗といわれたヒクソン・グレイシーでさえ,常に自分自身が最悪な状態に置かれた状況を想定して日々トレーニングをしているそうです.

 

そうでないと自分より強い相手と練習できない環境下ではどんどん弱くなっていってしまいますからね.

 

逆にいえばイメージをうまく活用できればいつでも本番さながらの実践トレーニングができるということです.

 

私はヨガが好きですし,皆さんにも是非生活に取り入れていただきたいと考えています.

 

しかし,決して強要することはありません.

 

よかったら使ってみてくださいという日用品のようなスタンスです.

 

よく自分のプログラムやカウンセリングを過信するあまり,クライアントがあまり乗る気ではないのに強要している方々をしばしば見かけます.

 

カウンセリングやセラピーなどは,受ける本人が十分納得した上で本来行われるべきなのです.

 

日本人は勧められると断れない性格の方が多い為,まずカウンセラーはクライアントの表情の輝き具合や変化に注意すべきだと思います.

 

データ上改善が見受けられたとしても当の本人の顔色が曇っているとそれはやはり介入がうまくいっていないのです.

 

エステやマッサージの後に「いかがでしたか?」と聞かれ,「まあまあでした」と答えるお客さんはほとんどいないと思います.

 

ほとんどのケースで「気持ちよかったです」と言うと思います.

 

本当に気持ち良かったり,美味しいものを食べた時はアンケートなどとらなくとも表情を見れば分かると思います.

 

(「お客様の声」についてはこちらの専門家の方が私より全然詳しいです )

 

ヨガのいいところは,本人がやりたくないと思えばただやらないで済みますし,やりたいと思った時にいつでも始められるところです.

 

それはやはり,特別な道具や施設を必要としないからです.

 

私はヨガを強要しない反面,ガイダンスにはかなり時間を割きます

 

なぜなら,特に競技者にとって「パフォーマンスアップ=ヨガ」とはなかなか結びつかないからです.

 

やはりヨガというと,若い女性が美容目的でスタジオで行っているイメージだと思います.

 

ですので,私の役割は,分かりやすく,そして論理的に

「○○という理由でヨガはパフォーマンスアップに有効なんですよ」ということをただ伝えることだと思っています.

 

テクニックのレクチャーは,本人たちが納得した段階で始めます.

 

ですので初回は,ほとんどヨガの実技を行いません.

 

私の恩師が,セラピーはガイダンスが9割と常々おしゃっていたことを思い出し,今日はそのようなことを記事にしてみました.

 

ヨーガ カウンセリング

– ヨガ教室や空手道場を運営されている方へ –

 

そのうちヨガ教室の教室運営や空手道場の道場運営の基本など,

 

今まで経営を学ぶ機会がなかった先生や師範の方を対象にしたセミナーを城岡さんに企画してもらおうと考えています(私が専門外な為).

 

格闘技に関しては,昔みたいにケンカに強くなりたいという目的ではじめる世代は50,40代をピークにほとんどいないと思います.

 

どこもジュニアの部が重要なウェイトを占めていると思いますが,ジュニアだけでも限界が来てしまいます.

 

ですので,新たに今後見込み客になる人たちは一体どこにいるのだろうか?という分析がまず第一に必要になってきます.

 

このようなことを誰でも簡単に理解できるようなセミナーをしたいと考えています.

 

「経営」というと難しいイメージですが,

 

これが正解!というように答えは一つではありませんので基本さえしっかりおさえて,行動,結果に結びつけばいいと思います.

 

まだ城岡さんには何にも相談していないですが(ホント),ブログ上でお願いしてみることにしました^^

 

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ストレスや寝不足による自律神経と心拍の乱れ

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

ここのところ睡眠不足が続いていますので,自分自身の自律神経の状態を試しにチェックしてみました.

 

コヒーレンス

耳たぶにセンサーをつけ,脈波から自律神経の状態を確認します.

 

いつもとは違う心拍変動解析専用のマシーンで試してみました.

 

このマシーンは,東北での震災後にバイオフィードバックの世界的権威

エリック・ペパー博士から被災者へのストレスケアに役立てて欲しいと寄付していただいたものでした.

 

emwave

↑この緑色の波形が心拍の変動を表しています.

 

腹式呼吸で大きくゆったりとした波形になることを目指します.

 

自律神経のバランスが整ってくると波形は大きく安定してきます

 

呼吸法の効果が現れるには最低1分はかかりますので,はじめの方は不安定な心拍の波形が映し出されています.

 

2分目以降,少し安定してきました.

 

ただ,波形の大きさも不安定でとてもリズミカルとはいえません.

 

エムウェーブ

平均心拍は62です.

 

普通ですね.

 

私はその気になれば48ぐらいまで落とすことができます.

 

一番右のバーが100になれば体調は最高の状態なのですが,この日は98どまりです.

 

寝不足やストレス状態ではほとんどのケースでこのように心拍が安定するのに時間を要します

 

このまま続けていっても安定しないことが予想されましたので止めました.

 

こういった場合は,副交感神経の働きを高め,自律神経のバランスを整える必要があります

 

そうするとかなり心拍変動が改善されます.

 

しかし,寝不足の状態では,それも限界があります.

 

ですので,睡眠自体が立派な自律神経改善セラピーなのです.

 

サッカー日本代表の長谷部選手も,選手は夜の自由時間の管理がとても大切だということをおしゃっていました.

 

しっかり眠っていただきたいのですが,寝る前にヨガのゆったりとした腹式呼吸を5〜10分行なっていただくと,

睡眠中の副交感神経の活動が増加し,エネルギーの回復が高まります

 

あまり眠る時間がない日でも,そのまま寝てしまうより少しでもよいので呼吸法をしてから眠ると次の日に疲れが残りにくくなります

 

睡眠は,ある程度の長さは必要になってきますが,同じようにも問われるのです.

 

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ヨガによるクンダリーニの活性化と魂の浄化

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

「禅道会」様へのヨガのトレーニング介入は,順調に進んでいます.

 

トレーニングの模様を書いた記事は反応が良く,もっと記事に書いて欲しいというお声をお客様からもいただいております.

 

私の方でも写真はたくさん撮ってあり,書く事はたくさんあるのですが,なかなかブログに時間が割けないのが現状です.

 

さて,現在は週に2回,「禅道会」様にヨガの介入をさせていただいております.

 

臍下丹田の熱量の発生は皆さん達成しております.

 

これは,「火の呼吸」を一ヶ月も行えばどなたでも感じることができます.

 

そのエネルギーを脳まで運んで初めて潜在能力の開発に役立ちます.

 

ヨガは形を変え,その人のものになっていきます.

 

ある人は内面の穏やかさ,ある人は脳の活性化,ある人は動きの質の改善,ある人は強靭なメンタルの獲得,ある人は免疫力の向上など,

様々な形で心身に好影響を及ぼします.

 

人によって,得られる効果が異なるのは,どのチャクラが特に強まったのかによって変わってくるのだと思われます.

 

人類に備わる潜在的な気“クンダリーニ”は形を変え,私たちの肉体と精神に火を灯してくれます.

 

チャクラをバランスよく活性化するためにも,

臍下丹田のエネルギーを背骨に沿って上昇させ,各チャクラにそのエネルギーを分けてあげる必要があります.

 

各チャクラは尾てい骨から頭頂部までの背骨の前のあたりに7つ存在します.

 

この尾てい骨から頭頂部までの気の道は“スシュムナー”と呼ばれ,人体に存在する72,000の気道の中でも最大の大きさを誇ります.

 

生命力において大切な気道は72種類有り,その中でもスシュムナー,イダ,ピンガラの3つはとても大切な気道です.

 

臍下丹田のエネルギーを脳に存在する第6,7チャクラまで運ぶには,エネルギー量の増大だけでなく,

スシュムナーがきちんと浄化され,通りが良い状態になっていないといけません

 

「無敗脳ヨガ」では,メンタル強化ヨガでとことんエネルギー量を高めます.

 

そして,パフォーマンスアップ・ヨガでは骨盤と背骨を利用して各チャクラを活性化しつつ,スムシュナーを浄化させていきます.

 

ちなみに,気道はヨガをサボるとまた流れが悪くなってしまいますので,毎日少しでもいいのでコツコツと続けることが大切です.

 

いずれにしましても,文章でお伝えするととても抽象的な表現となってしまい,

やはりヨガは本で勉強するだけでは不十分で,体験することが最上の学びとなります.

 

チャクラは様々なセラピーにおいても重要視されていますが,本当にその存在を知る者はごく少数だと個人的に感じます.

 

ただ,ここまで明記しておいていうのも何ですが,クンダリーニやチャクラの活性化は,ヨガ本来の目的ではありません

 

それは,筋トレにおける筋肉のパンプアップや成長ホルモンの分泌みたいなものです.

 

ヨガを行っていく過程における通過点にしか過ぎません.

 

色々な力がついても心が磨かれなければ何の意味もありません

 

ただ様々な分野で活躍する上で役立つことは間違いないといえます.

 

ヨガでは,道を外れないように一番初めに「○○をしてはいけない」,「○○に気をつけるように」などの指導が行われるのもそのためです.

 

伝統的なラージャヨガの考えは,お釈迦さんがヨガを修行していたことからも仏教にとてもよく似ており,

実は一般の人以上に謙虚な心が求められます.

 

それは,故ヨギ・バジャン師のクンダリーニ・ヨガにおいても同様です.

 

ヨガは何も呼吸法やポーズをするものだけでなく,

マザー・テレサさんのように人への奉仕の行為でもって魂を磨いていくカルマヨガ(行為のヨガ)というヨガもあります.

 

これも伝統的なヨガの一種です.

 

ラージャヨガと姉妹関係にあるようなヨガです.

 

クンダリーニヨガで潜在能力が開花したならば,その力を良い方向に活用していただき,

その過程において魂を磨いていただきたいと私は考えています.

 

それは,職業に関係なく自分に与えられた仕事(使命)を全うする人生を歩むことを指します.

 

ヨギ・バジャン

クンダリーニヨガの偉大なるマスター 故ヨギ・バジャン師

ヨガは最高のバイオフィードバックだ!

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

「火の呼吸」などの激しいヨガは効果が分かりやすく,導入部分としてとても良いトレーニングになると思います.

 

これは,効きそうだ!という感覚がないとよほどのヨガファンでない限り継続するのは困難だからです.

 

「無敗脳ヨガ」は,メンタル面の強化を重視したヨガですが,

身体面への効果,例えば,筋力,柔軟性の向上,動きの質の改善などたくさんの恩恵が得られます.

 

それは,私がヨガを15年間行ってきた結果,

身体面への効果が得られないと人間は弱いもので,継続することが徐々に負担に感じてくるようになったからです.

 

日常生活においてトレーニングに費やせる時間は限られています.

 

ヨガに取り組み始めた頃は,何もかもが面白く感じられ,やる気に満ち溢れた状態です.

 

しかし,それを何十年と継続出来る人は果たして何人いるでしょうか?

 

ヨガを日常生活に活かすには何となく効くというものではなく,シンプルで効果が高く,あまり時間がかからないものがベストです.

 

ですので,「無敗脳ヨガ」は,最小の力で最大限の効果が得られるように,

無駄なテクニックや少しでも効果が薄いと感じられるものは一切採用していません

 

特にアスリートは,他にもやるべきトレーニングがたくさんあり,スケジュール面も十分考慮する必要があります.

 

それでも,私はアスリートにとってヨガは必須のトレーニングだと思っています.

 

脳が身体に指令を送り,身体は動き出しますが,精神と肉体のつながりが悪いと,この脳からの出力,入力がうまく行われません

 

それは,リハビリのトレーニング風景を想い浮かべていただけると分かりやすいかもしれません.

 

動きにくくなった筋肉を注意深く何度も動かすことで脳と身体のフィードバック機構が強まり,身体面での機能改善が得られます.

 

ヨガも同じです.

 

何度も身体面への反応を繰り返し観察することで,脳と身体のつながりが強化されてくるのです.

 

バイオフィードバックやニューロフィードバックなどの高価なマシーンは一切いらないのです.

 

畳一畳あればどこでもできるのがヨガの最大の利点であり,日常生活のトレーニング継続においてこれはとても大切なことです.

 

優れたマシーンに囲まれたトレーニング施設でのトレーニングはとても高い効果が期待できますが,

 

ヨガでは自分の肉体が一つの寺院として考えられています

 

言い換えれば,優れたトレーニング施設,道場が肉体には宿っているのです

 

目を閉じれば優れたトレーニング施設となり,開けてしまえば悪環境となってしまいます.

 

脳が思い描いた計画を正しく実行させるには,脳からの出力がきちんと身体に送られる必要があります.

 

思い通りの行動や動きができないのは,その出力-入力に問題があるといえます.

 

またこの出力は,プレッシャーやストレスを感じた時に脳の「扁桃体」により邪魔をされてしまいます.

 

邪魔をする要因も脳にあるのですから何とも皮肉な話です.

 

ですので,「扁桃体」をいかに活性化させないことが脳からのスムーズな信号を送る上でとても重要になってきます.

 

ヨガは「扁桃体」の活性を抑える働きのある「背外側前頭前野」の働きを高め,

 

「扁桃体」自体を沈静化させるテクニックを有しています.

 

これは近年のfMRIやPETスキャンを用いた研究でも明らかです.

 

脳と身体のつながりを良くするには毎日自分自身の心身の反応を見つめる作業が必要になってきます.

 

心身の状態をマシーンを用いて“見える化”することを「バイオフィードバック」と呼びます.

 

ヨガは家で行うことができる最高のバイオフィードバックトレーニングなのです.

 

東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場】辻でした.


サイバー・ヨガ 」ブログ


営業時間

・平日: 1022

・土曜日&日曜日: 818

※祝日も通常営業しております.

・定休日: 毎週月曜日と第5週目の週

三田スタジオ(パーソナルプログラム専門スタジオ)

・JR山手線「田町駅」三田口 徒歩4

都営地下鉄・浅草線/三田線「三田駅」A6出口 徒歩2

※ご予約時に詳細地図を添付させていただきます.

お問い合わせ

03-5443-5180 / メールでのお問い合わせ (24時間受付)

「無敗脳」探求の旅 – 番外編 – in 別所温泉!

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

ここが最寄駅か…

武道 禅道会

何もない…

武道 禅道会

私は,空手道「禅道会」様の指導者研修会にご招待いただき,長野県の「別所温泉」に来ています.

 

到着すると,東京支部道場長の西川さんによるフィジカルトレーニング・クラス行われていました.

武道 禅道会

 

夜は食事会で色々な支部の師範の方々と親交を深めることができました.

武道 禅道会
武道 禅道会

左から二番目が「禅道会」代表の小沢先生です.

 

武道 禅道会

介入研究でいつもお世話になっている西川さんとパチリ.

 

(…ちなみに,私は,ピンクが好きなわけではなく,ピンク色しか置いてなかったのです…)

 

この後,指導員の方々のご要望により,深夜1時までヨガのレクチャーをホテルで行わせていただきました.

 

皆様とても熱心で,時間があればもっともっと指導させていただきたかったのですが,今回は「火の呼吸」と基本の座り方のみのレクチャーでした.

 

実際のレクチャーの前に,どうしてアスリートにとってヨガが必要なのか?というガイダンスが導入部分として欠かせないからです.

 

ですので,個人的には「火の呼吸」のように呼吸法のやり方だけをレクチャーすることはほとんどありません.

 

いずれにしましても,皆様,上達がとても早いですね.

 

武道 禅道会

二日目は,木造家屋の懐かしい小学校の校舎内で,支部長の方々向けに救命処置のワークショップが行われました.

講師は,プロ・ライフセーバーの飯沼誠司さんです.

武道 禅道会

芸能界で水泳No1だそうですね.

 

武道 禅道会

様々なシチュエーションを想定したリーダーとチームワークの実践的なワークショップでした.

 

こういうのも普段から行っておくことで脳に記憶され,とっさのトラブル時に対処しやすくなってくると思われます.

 

武道 禅道会

一緒に食事を取りながら競技におけるメンタルの持ちようなどについて色々とお話をさせていただきました.

 

アスリートの方々とのお話は私のメンタル研究においてとても参考になります.

 

人ぞれぞれ,考え方も様々だからです.

 

私は,心肺蘇生後の心拍の安定方法として,「心拍変動バイオフィードバック 」はとても有効的だと考えています.

 

心臓疾患の改善や術後予後の回復トレーニングとして,アメリカでは実際に取り入れられているからです.

 

札幌の救急救命の医師の方で採用されている先生もいらっしゃいます.

 

ライフセーバーの方の心臓のトレーニングとしてもとても有効的だと思われます.

 

やはり普段から心拍や血圧をコントロールしている圧反射の感受性を高め,心臓や呼吸の効率化をはかっておく必要性があります.

 

これは,ランニングやダッシュトレーニングなどでは得られない循環器系のトレーニングです.

 

しかし,ライフセーバーの方々の心拍変動のパワーの値は測定してみたいですね.

 

かなり大きなパワーをはじき出すと思われます.

 

そして,最適な呼吸回数は,早めなのか,遅めなのか,その部分でも何かしらの傾向が確認されると面白いですね.

 

P. S.

 

小沢先生をはじめ「禅道会」の皆様並びに,講師の先生方,この度は誠にお世話になりました.

 

東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場】辻でした.


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自分にピッタリの呼吸を続けて本番に強い状態をつくっていきたいと思います!

西東京のリンパ流し専門ストレッチサロン『のほほん』の大野さん

 

が,『呼吸最適化プロファイル』にご参加してくださいました.

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※掲載に関しては,ご本人の許可を得ております.

 

お名前

 

大野 めぐみ 様

 

【『呼吸最適化プロファイル』をお知りになったきっかけは何ですか?】

 

無敗脳セミナー

 

【『呼吸最適化プロファイル』のどのような点に興味を持たれましたか?】

 

呼吸が大切ということはわかってはいたもののイマイチ方法がわからず自分に合った呼吸があるという事をしり,

より良い呼吸をすることで冷静さを保てたりできるのではないかなという点,自分自信の強化に興味を持ちました.

 

【プロファイル後の率直な感想をお聞かせください】
 

測定中に色々感じる事があり呼吸1つでこんなにも違いがあるのだなぁと感じました.

 

自分にピッタリの呼吸を続けて良い状態,本番に強い状態をつくっていきたいと思います.

すっきりしてます.

 

【プロファイルへの参加を迷われている方に一言メッセージをお願いします】

 

自分の事を知るってとても大切なことだと思います.

 

迷われているのならまずは受けてみて下さい.答えがみつかると思います.

 

…………

 

大野さん,ありがとうございました!

 

お腹を使った丹田呼吸は,力みを捨てるのにある程度の時間を要します.

 

胸ではなく,腹筋を使うのは,単純に酸素をたくさん吸い込める点と緊張を生まないようにするためです.

 

肋骨を引き上げて行う呼吸は,モダンスタイルのヨガに多いのですが,

 

胸で呼吸をすると肋骨(特にサイドの硬い部分)が邪魔になり,また肋間筋をかなり強く使う必要性が出てきます.

 

肋骨を引き上げる呼吸法は,重量挙げの選手が重い重量を持ち上げる時に息を止める行為と同じで,

 

腹圧を一定に保て,体幹を安定させる効果があると思われます.

 

ポーズをきれいにつくる目的のヨガの場合は,確かにこの呼吸のやり方の方が優れていると思います.

 

しかし,このやり方は肋間筋をはじめとする筋肉に緊張を生んでしまい,リラクセーションには不向きといえます.

 

実際,呼吸法に不慣れな方,特に女性は胸式呼吸の方が多く,呼吸に合わせて手のひらの発汗(精神性発汗)が増加しています.

 

これは,息を吸うときに力みが生じ,交感神経が刺激されていることを指します.

 

息を吸う時も注意が必要ですが,その何倍も吐く時は注意が必要です.

 

私が指導させていただいている腹式呼吸は,

 

伝統的な丹田呼吸と最新のバイオフィードバック分野で取り入れられている科学的な呼吸法をミックスしています.

 

どちらか一方の理論だけでは足りず,両方大切だからです.

 

伝統的な丹田呼吸を最新科学の理論を融合させることで進化させました.

 

サイバー・ヨガのテクニックの一部ですので「サイバー・ブリージング」と呼んでいます.

 

この呼吸法はシンプルですが,リラクセーション効果が大変高いです.

 

実際,この呼吸法の後に脳波を測定しようとしたら脳の活動電位が著しく低下し,測定できないほどでした.

 

それだけ,脳の興奮を抑えるのに適しています

 

1分間行うだけでもかなりの覚醒水準が下がります.

 

※呼吸法の習得には指導を要します.

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まずは,携帯型心拍変動デバイス『ストレスイレイザー』でトレーニング開始!

 

スマートフォンで心拍変動が取り込めるアプリもありますが,感度がおもわしくなくあまりお勧めできません.

 

またパソコンで行えるタイプもありますが,わざわざパソコンを立ち上げて行う必要性があり,

 

日々の自主トレーニングとしては少し不向きといえます.

 

こういったデバイスを使ったトレーニングは,いかに日常生活に溶け込めるかがカギになってきます.

 

そのため,手軽さ,携帯性が高く,感度が高いものを選ぶ必要性があります.

 

総合点でいいますと,この『ストレスイレイザー』がダントツですね.

 

バイオフィードバック関連領域の研究者の先生方も『ストレスイレイザー』を使われている方が多いです.

 

横道にそれましたが,大野さんの『呼吸最適化プロファイル』の結果を見ていきましょう.

【5.5回/分】

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(※グラフ上: 0.1Hz帯域(緑線)のパワー値 ※グラフ下: 心拍)

 

心拍の波形にかなりのギザギザが混じっていますが,これは指先が冷たい時に起きる現象です.

 

本来ならこの段階でセンサーを一度外し,指先を温めることが望まれます.

 

このギザギザを除いて分析ももちろん可能ですが,分析する側の負担が増えることになります.

 

心拍変動のパワー値に関しては,0.1Hz帯域以外の領域でも共鳴を起こしており,あまり適した呼吸ペースとはいえない状態です.

 

この5.5回/分の呼吸法を行うと手の方から体全体が温かくなってきたそうです.

 

これは,6.0回/分の時よりリラクセーションが促されていることを表しています.

 

(※6.5回/分と6.0回/分は,共鳴周波数からはかなり外れていたため除外させていただきました)

5.0回/分

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かなり状態が良くなりました.

 

このように最適な呼吸ペースになると0.1Hz帯域のパワー値(緑線)だけがグンと増加します.

 

心拍の波形も同じ高さで安定しています.

 

心地良さが向上し,先程までの耳鳴りも治まったようですので,データとご本人の語りから5.0回/分が大野さんにとっての共鳴周波数といえます.

【4.5回/分】

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0.1Hz帯域のパワー値が低下し,他の周波数帯域も共鳴してきています.

 

これは,共鳴周波数から外れてきたことを示しています.

 

【まとめ】

 

ご本人の語りでは,4.5回/分が一番無心になれたそうです.

 

ただ,データとしては,5.0回/分の方が優れている為,しばらく5.0回/分で呼吸法を行っていただきます.

 

呼吸法にあまり慣れていない方の場合は,ご本人の語りよりも生理学的データをまず優先します.

 

ある程度,実習期間が進みますと,多くのケースでこの生理的効果と心理的効果のズレが一致してきます

 

経験者の方で,同様のケースが出てきた場合は,

 

その後,何度か似通った呼吸ペースでの呼吸法(今回の場合,5.0回/分と4.5回/分)を繰り返し測定し,合わせてご本人の感想を聞いていきます

 

何度か測定を繰り返すと,必ずどちらか一方の方が良いデータを示していきます.

 

私が測定してきた経験上,どの呼吸ペースが最適かはある程度分かりますが,

 

お客様にしっかり納得していただく目的で測定を繰り返し行い,実際のデータを比較していただいております.

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P.S.

 

最近,息が合うという表現から,最適な呼吸ペースとパーソナリティーの一致が何かしら関連しているのでは?と思ったりしています.

 

こんなことを考えているのは私だけかもしれませんが…

 

しかし,何か関連しているように思えてならないのです.

 

もし関連性があるなら,ダブルスやダンスなど特にスポーツ領域のパートナー選びの一つの指標として役立つ可能性があります.

 

少し検証してみたいと思います.

 

何か一定の法則が見つかりましたらまたご報告させていただきます.

 

…しかし,呼吸法は本当に奥が深いですね.

 

研究すればするほど道が広がっていくような感じです…

自分の能力を最大限に発揮したい方に是非体験,おすすめしたいです!

東京足立区でアロマジックハーブテラピーを施している相笠美弥子さん

 

が,『呼吸最適化プロファイル』にご参加してくださいました.

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※掲載に関しては,ご本人の許可を得ております.

お名前

相笠 美弥子 様

 

【『呼吸最適化プロファイル』をお知りになったきっかけは何ですか?】

ブログのつながりでお会いして辻さんのお話やブログ内容を読んで是非体験したくなりました.

 

【『呼吸最適化プロファイル』のどのような点に興味を持たれましたか?】

辻さんのプロ意識,専門的なお話を聞きたくて体験したい!

呼吸の大切さを知りたい.回数で違いがあるのか知りたかった.

 

【プロファイル後の率直な感想をお聞かせください】

わかりやすい説明,専門的なお話を聞きながら理解してからの呼吸体験だったのでリラックスして受ける事が出来ました.

 

また,機械によるデータをわかりやすく教えてくださるので良かったです.

 

【プロファイルへの参加を迷われている方に一言メッセージをお願いします】

仕事でのストレスやきんちょうなどで日々の生活を送っている方

 

リラックスしたいのにリラックスする事が出来ず不調のある方

 

自分の能力を最大限に発揮したい方に是非体験,おすすめしたいです.

 

…………

 

相笠さん,ありがとうございました!

 

私はセッションを行う前に時間をかけて説明を行います.

 

十分納得していただいた上で取り組んでいただきたいからです.

ですので,そのプログラムは必要ないということをアドバイスさせていただくことはありますが,

 

こちらから無理にプログラムを勧めたりすることはありません.

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センサーの取り付け方を変えてみました.

 

海外の文献からヒントを得ました.

 

第二関節に巻きつけることでより快適度が増し,小指部分に巻きつけていた皮膚温計を薬指の別のセンサーの内側に巻きつけてみました.

 

小指がフリーになり,テープも必要なくなり一石二鳥です.

 

ちょっとしたことですが,取り付けるセンサーは少なければ少ないほど,被験者への拘束度合いが緩和され,ストレスの軽減につながります.

 

センサーの取り付け方も非常に奥が深いですね.

 

それでは簡単に相笠さんの『呼吸最適化プロファイル』の結果を見てみましょう.
【5.5回/分】

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(※グラフ上: 0.1Hz帯域(緑線)のパワー値 ※グラフ下: 心拍)

 

やはりセラピストですので,呼吸法はお上手でしたね.

 

5.5回/分は,心拍の変動も安定していますし,決して悪くはないです.

 

ただもっと最適な呼吸ペースがあるかもしれませんので他も見てみましょう.

 

※ちなみに,6.5回/分と6.0回/分は,ほとんど共鳴していない状態でした.

5.0回/分最適な呼吸ペース(共鳴周波数)

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わずか0.5回呼吸ペースを変えただけですが,この変わりようです.

 

0.1Hz帯域のパワー値も250PSDから600PSDにまで高まっています.

 

心拍の波形も大きく安定してきました.

 

ご本人も5.0回/分の呼吸法を行っている時の時間が一番短く感じたそうです.

 

このように自分の最適な呼吸ペースで呼吸法を行うと,皆様とても時間が短く感じるようです.

 

これは本当に面白い現象です.

 

まあゾーンやフロー状態では,時間がスローモーションのように流れる感じがしたと述べているアスリートも多いことから,

 

何か物理的な時間軸から解放されるのでしょうね.

 

後は急に体がポカポカしだす現象が起きてきます.

 

このように自分にとって最適な心身の状態を知り,脳に認識させる行為はとても重要です.

 

でないと脳はどういう状態が良好な状態なのか,

 

そのものさしがないとその状態を情報として記憶することができず,結果その状態を故意に引き出すこともできないからです.

【4.5回/分】

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4.5回/分も悪くはありませんが,0.1Hz帯域のパワー値が低下し,0.1Hz帯域より低い帯域(青色部分)が共鳴してしまっています.

 

心拍の波形も全体的に低くなってしまいました.

 

リラックスしている時は,大きくゆったりとした波形がリズミカルに現れます.

 

ご本人も5.0回/分の方が良かったとおしゃっていました.

 

私はデータの内容をお見せする前に必ずご本人にどの呼吸回数が一番良かったかを聞きます.

 

データを先に見せてしまうとバイアス(先入観)から正しい判断ができなくなってしまうからです.

 

脳と身体のつながりが良い方,正確には脳の「島皮質」の活性度合が高い方は,

 

最適な呼吸回数を当てられるケースがかなりの確率で高いです.

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【まとめ】

相笠さんの最適な呼吸ペースは,他の細かい数値も確認したところ,5.0回/分から4.5回/分にかけての遅い周波数に共鳴するタイプでした.

 

共鳴周波数としては,5.0回/分になります.

 

どの呼吸ペースだから良いというものではなく,

 

最大限のリラクセーション効果を得るには,自分に合った呼吸ペースで呼吸法を行うことが必須になってきます.

 

本当にわずかな狂いが大きな違いを生んでくるのが共鳴周波数の特性なのです.