有酸素運動というと、ダイエット目的で取り組まれている方が大半を占めていると思いますが、
実は、ダイエット効果だけでなく、
脳を鍛えるのにも非常に効果的なトレーニングなのです。
特に、海馬と呼ばれる記憶に関わっているエリアの脳の神経細胞が増えることが分かってきました。
ですので、当然、認知・記憶の機能が改善されてきます。
では、どうして記憶に関わっている海馬がストレスに対して好影響を与えるのでしょうか?
それは、海馬には、ストレスと関わりのある脳の視床下部と呼ばれる部分を制御する働きがあるからです。
実際、有酸素運動を、1週間に1,000キロカロリー以上を有酸素運動に消費する男性は、うつの発生リスクが、あまり活動しない男性に比べ17パーセント低く、
1週間に2,500キロカロリー以上消費する男性はじつに、28パーセントも低かったことが明らかになっております。
つまり、軽い有酸素運動を日常生活に取り入れるだけで、減量・認知予防・抗ストレス効果があるのです。
1週間に3回×30分の運動を心拍数が1分間に90-110回ぐらいの強度で行うことが効果的です。
私のスタジオでも、仕事時のやる気を高めたい方や、うつ症状で悩んでいる方に、日常生活に有酸素運動を取り入れていただいております。
最適な心拍数は個人差があるため、お越しいただいたお客様ごとに個別に計算し、割り出しております。
カウンセリングやコーチングは大切ですが、それ以前に、根本である脳機能をまずは正常化させる必要があるからです。
カウンセリングやコーチングは、その後に行うことで効果が格段に上がり、その後の行動変容に大きな差となって表れてきます。
この際、有酸素運動を取り入れてストレスに強い脳をつくってみてはいかがでしょうか?