Monthly Archives: 5月 2014

ストレスに対して強くなった思います!

20年以上キックボクシングを続けている

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※掲載に関しては,ご本人の許可を得ております.


 

【『無敗脳ヨガ』をお知りになったきっかけは何ですか?】

 

「秘伝」を見て

 

【『無敗脳ヨガ』のどのような点に興味を持たれましたか?】

 

火の呼吸に興味がありました.

 

本での知識はあったのですが,

もっと深く知りたいと思ったからです.

 

【『無敗脳ヨガ後の率直な感想をお聞かせください】

 

以前より,ストレスに対して強くなったと思います.

 

キックボクシングをやっているのですが,スタミナがついたと思います.

 

【『敗脳ヨガ』への参加を迷われている方に一言メッセージをお願いします】

 

本格的にヨガをやりたい方はオススメです.

 

…………

 

桜井様,ありがとうございます.

 

桜井様は,約1年ほど前から当スタジオで週に1回のペースでトレーニングを積んでいただいております.

 

とても44才には見えない若さと体型を維持されていますね.

 

現在は,「サイバーヨガ」による脳波トレーニングを継続してトレーニングしていただいております.

 

そして,家でのヨガの実習も欠かさず行っていただいています.

 

本日は,久しぶりに復習ということで「無敗脳ヨガ」のレクチャーをさせていただきました.

 

「今ここ」に集中する能力,「内観」,「火の呼吸」のパワー,どれをとっても高いレベルにいらっしゃいます.

 

通常,アスリートの方は,「内観」を苦手としています.

 

それはウェイトトレーニングによる高強度のトレーニングに慣れてしまっているからです.

 

内部の変化を感じてみてくださいとレクチャーさせていただくと,

 

大抵,「感じるって…何をどのように感じるのでしょうか?」

 

ということになります.

 

それは,感覚のトレーニング,マインドフルネス的なトレーニングを行っていないので仕方がないことなのです.

 

しかし,この内部変化に注意し,「今ここ」に集中する能力は,メンタルのトレーニングにおいては必須であり,

 

これがないと予期不安にかられ,試合本番前にあわてて自己コントロール法を行うというパターンに陥ります.

 

この自己コントロール法でメンタルが改善されるほど試合はマイルドな体験ではありません.

 

もしこの従来のやり方でうまくいくのなら,日本人アスリートは皆,本番でのプレッシャーが軽減されていないと辻褄が合わなくなってきます.

 

メンタルは試合本番になってから何かをするものではなく,

 

肉体における筋力トレーニングのように試合までにしっかり準備を整えておくべきものなのです.

 

日本のメンタルトレーニングの主軸は,海外と異なり今なお

 

呼吸法や自律訓練法などのリラクセーション法,ポジティブイメージ,セルフトーク,目標設定理論などです.

 

これらのテクニックのほとんどは,試合時に行う自己コントロール法です.

 

20年以上このスタイルです.

 

自己コントロール自体は決して悪くないのですが,

 

そもそも自己コントロールで試合中にリラックスできるアスリートは元々がメンタルが強いアスリートなのです.

 

不安関連遺伝子の多い日本人アスリートにはあまり有効的ではないのが現状です.

 

いずれにしましても,日本は専門家不足により,海外のような生理学的,科学的なアプローチがほとんど行われていない状況です.

 

…話を戻しますが,桜井様は,日々緊張することがなくなり,メンタルは絶好調だそうです.

 

会員様が一様におっしゃるのが,なぜかここ最近緊張しなくなりました

 

この言葉が最も多く寄せられる会員様の声です.

 

実際は,脳の構造が変化していると推測されますが,筋肉と異なり,目で見えないためにこういった感覚に陥るのだと思います.

前頭前皮質の活性化,扁桃体の沈静化,副交感神経の反応性の向上,それだけでなくヨガのクンダリー二やチャクラの活性化など,

 

二重三重のアプローチを試みています.

 

会員様には,3ヶ月に1回パフォーマンステストを行わせていただき,効果の「見える化」に努めております.

 

脳波の周波数成分やQEEG(定量的脳波検査)の変化だけを見て脳機能の改善とは到底言えないからです.

 

また桜井様も述べておりますが,

 

「火の呼吸」を日々実習している方は久しぶりにスポーツの練習に行っても息が乱れない,スタミナが落ちていないことに驚かされるようです.

 

「火の呼吸」で呼吸器系が鍛えられているのと,HRV呼吸による心臓血管系システムの機能改善による効果だと思われます.

 

横隔膜や肋間筋などの呼吸筋は筋肉であり,さらに心臓も筋肉の塊のようなものです.

 

アスリートはこういったスタミナやメンタルに関係性が深い筋肉を鍛えることが望まれます

 

桜井様のメンタルはまだまだ強くなっていく余地がたくさん残されています.

 

是非とも,ストレスやプレッシャーに対して無敗を目指してください

ヒクソン・グレイシーの3つのヨガ呼吸法

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

 

ヒクソン・グレイシーに関しては,400戦無敗の伝説の格闘家として有名ですので,詳しい説明は省かせていただきます.

 

度々,このブログではヒクソンについて明記させていただいています.

 

それは,彼が熱心なヨガ格闘家だからです.

ヒクソン 火の呼吸

毎日,裏庭やビーチでの練習を欠かしません.

 

グレイシー一族は親族全員を含めますと大家族ですがヨガを本格的に取り入れているのは彼だけです.

 

元々才能あふれる選手がヨガを取り入れることでその潜在能力が余すところなく発揮されているという感じでしょうか.

 

彼は,ヨガのテクニックの中でも特に呼吸法を重視しています.

ヒクソン 呼吸法

 

その種類は肺をめいいっぱい使った横隔膜を使った腹式呼吸,火の呼吸のようなペースの速い呼吸法,ナウリバンダ

 

3種類です.

 

あとは,止まったあぐらの姿勢だけでなく,柔術の動きや動物の動きを真似た独特のムーブメントに合わせた呼吸法です.

 

彼は,呼吸法を戦いで役立たせるには,

 

動きに合わせた呼吸法も同時に行わないと全体の30%しか完成していないことになると言っていました.

 

ヒクソン ヨガ

最大限の力を発揮させるにはどのような場面でも動きと呼吸が一致している必要があるそうです.

 

それでは,今回は彼がよく行っている上記3つの呼吸法について明記させていただきます.

 

①の腹式呼吸を重要視しているのは,

 

柔術やバーリトゥード(何でもあり)の戦いにおいて,相手に上から身体をがっちり押さえ込まれてしまった場合,

 

肺が圧迫され思うように呼吸ができず,体力が奪われ,息が苦しくなりパニックになってしまうからだそうです.

 

そこで,胸ではなく,横隔膜を使って肺の底をめいいっぱい活用した腹式呼吸を重視しています.

 

ヒクソン ヨガ

ヒクソンの場合は,息を吸うと,お腹が膨らむだけでなく脇腹や背中の方の筋肉が盛り上がります

 

相手に押さえ込まれたときはこのように腰のあたりで呼吸をしているそうです.

 

この呼吸法は発声練習の一環として劇団四季の方も実際にテレビで行っていました.

 

腹式呼吸は単純に見えますが,慣れていない方は,呼吸時にかなり肩や顔に力が入っています

 

形としてはお腹で呼吸は行っていますがかなり力んだ状態であり,呼吸する度に苦しくなってしまいます.

 

私のところでは,生体情報を分析することで正しくリラクセーション効果が出ているか,

 

最適な呼吸ペースで呼吸が行われているかという分析にかなり力を入れています.

ピークパフォーマンス トレーニング

これは専門的には「心拍変動バイオフィードバック(HRV: Heart Rate Variability)と呼ばれ,

 

海外の医療機関やスポーツ科学分野では当然のように取り組まれています.

 

日本もあと5年もすれば一般的に普及されていると思います.

 

ヒクソンといえば,②の速い呼吸法のイメージがあるかもしれません.

 

練習の後に5分程行うことが多いと言っていました.

 

試合などでは,息が速くなる展開が多く,練習後の息が乱れている状態で行うことで速い呼吸に慣らすのが目的のようです.

 

③のナウリバンダは,ハタヨガで行われる浄化法の一種です.

ヒクソン ヨガ

これ以外に鼻や口,胃の洗浄などがあります.

 

しかし,テレビで取り扱われるのはナウリバンダが多いようです.

 

その理由としてお腹がグニャグニャ生き物のように動くことでヨガの達人ぽく見えることと,

 

他の技法はビジュアル的にとても見栄えのするものではないからです.

 

ナウリバンダは,ウッディヤーナバンダという横隔膜を上に引き上げる締めつけを行った後に

 

左右の太ももの付け根を肘や手で押して腹直筋を左右に動かします(あぐらの場合).

 

横隔膜を上に引き上げた状態で右太ももの付け根を押すと腹直筋は左に移動し,左太ももの付け根を押すと右に移動します.

 

この押しつけ動作をリズミカルに行うことで左右にまるで生き物のように腹筋がグニャグニャと動き出します.

 

ただ修行法系ヨガのラージャヨガやクンダリー二ヨガで行うことはほとんどありません

 

あくまでも内蔵の浄化,マッサージであり,クンダリー二やチャクラに影響を与えるテクニックではないからです.

 

重要なテクニックというのは実はもっとシンプルで効果が高いものです.

 

ヒクソン ヨガ

ヒクソンはお腹の奥深くにある筋肉を十分に使いこなすことで①と②の呼吸法に役立たせる目的で行っているようです.

 

彼の場合,速い呼吸の後に行うケースがほとんどです.

 

速い呼吸で生まれた熱を身体全体に行き渡らせる目的もあるのかもしれません.

 

クンダリーニヨガでも「火の呼吸」の後にこのようなバンダ(締め付け動作)をエネルギーの増幅と上昇のために必ず行います

 

ヒクソンが重視している上記3つの呼吸は当スタジオでも特に力を入れている呼吸法です.

 

自分に合った最適なペースでの丹田呼吸,火の呼吸,バンダ(5種類)

 

クンダリー二の覚醒やチャクラの活性化,丹田の強化が目的の場合,この3つだけで十分です.

 

逆にこの3つに絞ってトレーニングに集中するべきだと思います.

 

シンプル イズ ザ ベストです.

 

今回紹介した呼吸法(画像のエクササイズも含む)を習得したい方は,「無敗脳ヨガ 」をどうぞ一度ご受講ください.


【筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所

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★本日発売!『月刊 秘伝6月号』〜日野晃 武術の解答〜

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.  

 

 

  本日発売の月刊 秘伝6月号にて日野晃先生の身体武術理論の“同調現象”部門を監修させていただきました.  

 

月刊 秘伝6月号

 

日野先生は,著名な武術家ですが,中でも特徴的な動きとして,相手と同時に動くことができる同調現象があります.

 
月刊 秘伝6月号

 

これにより相手が攻撃しようとする意思を感知し,未然に攻撃を防ぐことが可能になってきます.  

 

宮本武蔵も「五輪書」で,こういった動き,意識作用のことを「枕をおさえる」という言葉で端的に述べています.  

 

つまり昔の剣豪にとって,当然必要になってくる要素だったことが伺えます.  

 

対してスポーツ格闘技の場合,相手の攻撃を目で見て反応し,受けて返すということが行われます.  

 

この場合,動体視力,筋力の影響を受けることになり,当然若い頃しかうまく攻防が行えなくなってくるという現象が起きてきます.  

 

しかし,武術の達人と称された方々は年老いてもなお若い武術家たちをも寄せ付けない実力を備えていたことは多くの文献でも明記されています.  

 

もしそうであるならば,年齢に左右されない部分で達人が備えていたテクニックがあると考えるの妥当といえます.  

 

格闘技のように,相手の攻撃が発生してから攻撃を捌いていたのでは間に合わず,“意識”レベルの話になってきます.  

 

月刊 秘伝6月号
 

つまり,相手が攻撃をしようとしたする意思を感知し,実際の攻撃が発動する前に抑えてしまう行為です.  

 

あくまでも推測の域を脱しませんが,科学的には,相手の脳内の神経発火による磁場の変化を感知しているのかもしれません.  

 

今回,日野先生の特集が組まれるにあたり,この“同調現象”について「月刊 秘伝」編集部の方から そのメカニズムを解明したいというご依頼をいただきました.  

 

そこで見た目には現れない要素つまり,攻防時の脳内の活動を捉える必要性が出てきました.  

 

しかし,脳波測定は,身体の動き(特に頭部)が大きくなるにつれ,正しい測定が困難になります.  

 

月刊 秘伝6月号

 

そこで,身体をあまり動かさない条件で,脳内の“同調現象”を検証する必要がありました.  

 

そして,いわゆるアルファ波やベータ波などの普通の脳波(自然脳波,背景脳波)を測定しても このメカニズムは何も浮かび上がってこないと直感的に感じ,ある脳波の測定が頭に浮かび上がりました.  

 

続いて,相手の攻撃するという意識をどうやって日野先生に与えるか,

 

そしてどの時点でその攻撃を感知・認識したのかという測定が必要になりました.   このようにたくさんの実験課題がありました.

 

月刊 秘伝6月号
 

今回は,様々な制約がある中で今考えられる最もベストな方法での測定ができたと自負しております.  

 

実際の測定方法や実験結果については,『月刊 秘伝 6月号』をどうぞご一読ください.  

 

私の監修部分以外にも日野先生の「胸骨操作」などアスリートの方々にはとても役立つ情報がたくさん載っております.

 

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