ヨガとストレッチの目的と効果の違いに関する動画をアップしました.
ヨガとストレッチ,一見同じように思われますが,目的と効果が全く異なります.
それぞれの特性に気づいて,目的に応じて使い分けることをお勧め致します.
動画では,ヨガとストレッチが似ている理由や,ヨガのメンタル面への効果,
振り回されない生き方についてもアドバイスをさせていただいています.
ヨガとストレッチの目的と効果の違いに関する動画をアップしました.
ヨガとストレッチ,一見同じように思われますが,目的と効果が全く異なります.
それぞれの特性に気づいて,目的に応じて使い分けることをお勧め致します.
動画では,ヨガとストレッチが似ている理由や,ヨガのメンタル面への効果,
振り回されない生き方についてもアドバイスをさせていただいています.
「ヨガの歴史」について5分程度の動画にまとめてみましたので,よろしければどうぞご覧下さい!
自律神経を整え,メンタルを改善する3つの呼吸法をYouTubeで紹介しています.
やり方だけでなく,呼吸が自律神経に与えるメカニズムや,呼吸法の歴史についても触れていますので,よろしければどうぞご覧下さい.
VTuber「斎刃 与牙虎(さいば よがこ)」の自己紹介動画をアップしました!
今後は,脳科学をベースにヨガやメンタルの有益な情報を随時提供していく予定ですので,
よろしければ,高評価・チャンネル登録を宜しくお願い致します!
5月26日(日)にウクライナチャリティー支援として,長野県にて禅道会の小沢先生とコラボワークショップを開催せていただくことになりました.
またとない機会ですので,どうぞご参加をお待ちしております.
・場所: 禅道会高森道場: 長野県下伊那郡高森町山吹5948-1
・時間: 13:30-16:30(13:30-14:30; アンチエイジング空手,14:30-16:30;クンダリーニヨガ)
・受講料: 1500円
・定員: 20名
年末年始の営業時間は以下の通りになります.
12/29~1/3までお休みさせていただき,1/4から通常営業となります.
何卒宜しくお願い致します.
先日,茨城県東海村にある国立研究開発法人「日本原子力研究開発機構・核燃料サイクル工学研究所」様にてストレスケアに関する講演をさせていただきました.
講演会では,労務担当の皆様および,産業医の友常先生には大変お世話になりました.
当日は,約30名の現地職員の皆様と,Zoomにて200名前後の職員の皆様にご参加いただき,自分でできるストレスケアに関する理論と実践の情報を共有させていただきました.
当日の内容は,メンタルやストレスに関する講義に9割,実践は1割という時間配分で,具体的には,ストレスに関する生理学,メンタルトレーニングの歴史や現状,問題点,
呼吸と自律神経,扁桃体の特性とマインドフルネス,セルフケアの重要性と実践,といった流れでした.
漠然とストレッチや呼吸法で気持ち良くなってもらうのも体験型のワークショップとしては良いとは思うのですが,
それは既にどこでもやられていますし,一般の方が理論を学べる機会というのは実はあまりないと思っています.
そこで,自分が専門とする精神生理学に基づいた座学多めの内容とさせていただきました.
このストレス社会において,自分でできるストレス対処法,セルフケアは重要なウェイトを占めてくるといえます.
それには,理論が大事で,正しい理論に基づいて,呼吸法やヨガ,瞑想を行わないと,うまくストレスの緩和が行えた日と,そうでない日と,どうしても,ばらつきが出てきてしまうからです.
経験が長い方は問題ないですが,はじめのうちは感覚だけを頼りにやってしまうと,再現性が低くなってしまいます.
逆にきちんとした理論を持ち合わせていれば,フィットネス系のヨガを受講したとしてもメンタル面に効果が出るように自分自身でアレンジできるようになります.
………
呼吸について考えた時,常に思うのが,日本に多い「呼吸は吐くことが大事」という偏った考え方です.
それはあくまでもリラクセーションの場合限定であり,活性化させたい場合は息を吸うことで,交感神経の活性化からイキイキさせることができます.
そもそも酸素とガスの交換という呼吸活動の面から考えても,吐く方が大事とはならないですよね.
さらに伝統的ヨガの哲学を学んでいれば,呼吸という活動は,息を吸うことで空気中のプラーナ(気)を体内に満たし,心身の健康につなげるという考えがあり,吸うことを軽視しないはずです.
実際,肺いっぱいに酸素を満たす完全呼吸法というものもあります.
息を吐くことを重視した概念は,禅文化からきていると考えられますが,
禅の技術自体は,インド,中国から日本に入ってくる段階で,かなりのものが失伝してしまっていると,私は思っています.
もちろん,日本では独自の禅文化として花開いたとは思いますが,それは禅自体の技術向上ではなく,
その精神性が,能や武道などの精神性と結びつき「芸道」という日本独自の文化の開花といえます.
心身鍛錬に関する技術に関しては,伝統的ヨガや,中国の仙道を超えることはないと思っています.
日本独自の肚(はら)文化も,失伝からの独自解釈路線といったところでしょう.
………
鼻呼吸がよくて口呼吸が悪い,胸式呼吸は良くないというのも少し謎で,ヨガには口呼吸も胸式呼吸もたくさんあります.
実際に精神性,生理学的な変化に大きく関与するのは,呼吸の長さ,息を吸う吐くの比率,と呼吸のリズム,速さであり,口や鼻による違い,腹や胸による違いではありません.
年末年始の営業時間は以下の通りになります.
12/29~1/3までお休みさせていただき,1/4から通常営業となります.
何卒宜しくお願い致します.
献本をいただいていたのに気づかず,告知が遅れてしまいました.
現在,発売中のビリヤード雑誌『CUE’S(キューズ)』2022年3月号の誌面企画にて,渡辺剛史プロの脳波と気分測定を行わせていただきました.
身体活動と精神活動が伴うビリヤード競技が心身に対してどのような影響を与えるのか?
というテーマに対して,精神活動がメインの知恵の輪による作業と比べ検証しました.
脳波の中でも本格的な実験などで使用される事象関連電位と呼ばれる特殊な脳波を測定しました.
通常のアルファ波やベータ波などの自然脳波とは異なり,より注意集中に特化した脳波の指標となります.
同時に反応速度も検証しました.
事象関連電位と呼ばれる脳波のパワー値が高まり,なおかつ反応速度が高まっていれば,脳内の神経活性による反応速度の向上と言えるからです.
またそれぞれの前後における気分の変化も気分指標を使って検証しました.
今回はさらに6ページにわたる渡辺プロとのメンタル対談も非常に興味深いものとなっています.
あまり目にすることができない本格的な内容となっていますので,どうぞお近くの書店かネットにてお買い求めください.
ビリヤード専門誌『CUE’S(キューズ)』2022年3月号にて,ビリヤード前後における脳波を中心とした心身の変化に関する記事が掲載されています.
年末年始の営業時間は以下の通りになります.
12/27~1/4までお休みさせていただき,1/5から通常営業となります.
何卒宜しくお願い致します.
実力のある者が
「負けてもいいから,おもいきってプレイしよう!」
と真に思って試合に挑んだ場合,
実力が下の者が勝つのはかなり厳しくなります.
自分より格上の選手の場合,心技体において,特に「技」,次に「体」においては勝つことは難しく,
格下の選手が勝つには,「心」の部分から揺さぶりをかけ,プレッシャーをかけ,「体」に影響を与え,最終的に「技」に影響を及ぼす必要があります.
心の状態は身体の動きに影響を与え,動きが悪ければ,本来の技を発揮することは不可能だからです.
もし「格下の選手に負けることは恥だ…,みっともない…」というメンタリティで試合に挑めば,たちまち負けられないプレッシャーに襲われ,
過去の苦い体験(トラウマ記憶)がフラッシュバックされ,不安の働きに大きく関与する脳の「扁桃体」が活性化し,
交感神経系が賦活,ストレス反応のループが始まってしまいます.
「負けたらどうしょう…」という未来に意識が向いた結果,目の前のプレイに集中している状態(マインドフルネス状態)ではなく,心ここにあらずの状態になってしまいます.
ただ,結果を意識せず,プレイのみに集中するという行為は,本番でいきなり行うことは困難です.
つまり,トレーニングが必要という事です.
普段からライバルや格下の仲間たちと積極的にスパーリングなどの試合形式に近い練習をし,
その時に「負けてもいいから自分がやりたいようにプレイをしよう!」と真に思えればOKです.
そこには,不安もプレッシャーも現れてきません.
逆に真に思えていない場合は,心拍数が上昇し,不安感が襲ってくるでしょう(何となく不快な感覚).
絶対に負けたくないというのなら,競技はまず行えなくなります.
それは,将棋でいえば,駒を一切動かさない状態です.
絶対に負けませんが,逆に勝つこともできません.
これは,ビジネスにもいえるのかもしれませんが,
何かをするという事は失敗はつきものですし,失敗を恐れて何も行動しなければ,何も開けてこないということです.
守りはいつか破られます.
「負けてもいいから思いきってやろう!」という精神状態は,ポジティブな状態ですので,
見た目は変わらなくとも,心では攻めている状態といえます.
「攻撃は最大の防御」とは,人の精神状態にも当てはまるのです.